今日はリストヴァンカ、バイカル湖に行きます。

 
前日ターミナルのバス乗り場に行って、窓口で明日の乗車券は買えるのか聞いてみると、
「予約はできない。明日のバスは11:30」
と英語交じりロシア語で返ってきたのですわ。
 

はて、世界遺産の観光地、そんなに遅い便しかないのか…?
 
 
ホテルに戻って、レセプションの人にもバイカル湖の行き方を聞いてみると
「そのバス停から、日中、1時間に1本くらい出てるわよ〜」
とアバウトな返答。
 
そんなフワッとしたバスならば、船乗ってみるかね。
ツーリストインフォメーションで聞いた船のサイトを見せて、
もしこの予約を手伝ってもらえないか?と尋ねると
「船?船なんてあるの?!へー知らなかった初めて見たー。
うーん。バスで行くといいわよ!」バス推し。
 
船、知名度低い…全然メジャーじゃないんだな…んじゃ、
よくわかんないけど、ホテルのおねえさんを信じてバスで行こう。
 
ちなみにタクシーはどうかと聞いたら
「1時間くらいで、料金は1500ルーブルくらいー」
そんなもんなら、よくわからんバスがダメでも
タクシーで行けるな。
 
(おねえさんとは雑な英語でいい感じに会話)
 
リストヴァンカ?リストビァンカ?リストバンカは
バイカル湖畔の町、最寄りです。
リストバンカって発音してる気がします。
 

で、当日。
 
よくわからんので、もしかしたらもっと早いのもあるのでは〜と朝9時前にバス停に行ってみて、
昨日の窓口でリストヴァンカ行きの券くださいって言ったら、
 
「11:30のは、後でここで売る(ここまで英語)
なんとかかんとかなんとかかんとか」
 
ってロシア語で何か言っている…が、わからねぇ。
とりあえず、いまは買えないらしいの…か?
ポカンとしてたら、その辺のおじさんが、
熱心にロシア語でジェスチャー付きで話しかけてくれて、
外が見える窓の方へ手招きされ、
これまたジェスチャー付きのめっちゃロシア語で、
どうやら斜向かいのバス停から出るから行けと言っているらしい。
 
わかったか?大丈夫か?(と凄まれ)
ダー!スパシーバ!(それであってるのかわかんないけど)
 
おそらく言われた通りに斜向かいのバス停に行くと、
まさに出発したところのミニバスの運転手が窓を開けて、
わたしに向かって
「リストバンカ?!」
と聞いてきたので、うんうん首を縦に振って、
「レイクバイカル?」と聞き返す。
 
「ダー!乗れ!(車のスライドドアが開く)」
 
かくして、どうやらおじさんが教えてくれていた理解はあっていたらしく、
あっさりバスに乗ることができました。
 
あとからリストヴァンカで、12時半頃に、
「524リストヴァンカ行き」の札を掲げた大型バスを見かけたので、
どうやら窓口で販売するのは、この大型バスで、
ミニバス、マルシルートカであれば、アバウトに出ているということだったのかも。


 
この始発ターミナルを出発すると、中央市場にも停車。
ここでも乗れるけど、ごちゃごちゃしてるから、
始発ターミナルに行っちゃった方が分かりやすそう。
まーロシア人の強引さとメジャーなバイカル湖を思うと大丈夫だとは思うけど。

 
バスはわりかし整ってない道をガタガタしながら
1時間20分くらい(市街が混んでた)、
途中、乗客を希望の場所で下ろしたりしながら、
リストヴァンカに到着しました。
降りる時に現金で150ルーブルでした。お釣りもそこそこ持ってましたよ。
 
 
ふーーーバイカル湖ーーーー。
 

想定バス11:30より、ずっとずっと早くつけたし、まだ何も食べてないし、
まず、そこのバイカル湖上のテラスが見えてるお店に入って
朝ごはんを食べることにしました。

 

 

 

 

朝の風が寒いけど気持ちいい!


メニューは英語版もありました。

そこにあったバイカルフィッシュが気になって気になって、絶対バイカルフィッシュでしょ。

カルパッチョ(多分)、ボイル、フライがあってボイルを注文。


ボイルのお野菜付きは、150ルーブル/100グラムで(確か)、

「バイカルフィッシュは小さいもので200グラムくらい、

だいたい300グラムくらいからなんだけど(英語」と聞かれ、

できたら小さめのでお願いしたのがこれ。300グラム級。

 

 

 

 

川魚(?)だけど、ぜんぜん臭みがなくて、脂も乗って、

マヨ味、もんの凄く美味しい。これは美味しい。

バイカルフィッシュにチャレンジしてよかったー!


すごいなーオトナになると、朝からお天気のバイカル湖上で、

こんなに美味しいバイカル湖のお魚食べられるんだぜーって

るんるん朝ごはんとなりました。



戻ってあとから色々調べると、

どうやらオームリというバイカル湖固有の魚なでは…?

バイカル湖といえばオームリが有名で美味しいらしく、

この料理写真見て、釣りをする友達が前情報もないのに「これは鱒の一種かな?」と呟き、

おろしや国酔夢譚にも口数少ない庄蔵が、(出典Kindleスクショ)



もうオームリで決定ということにする笑。



 

 

グラスボートに乗らないか?クルーズしないか?

という客引きの提示が3,000ルーブル/45分というもんで

もうロシア価格にすっかり慣れたわたくし的には

なんて高いんだ…乗らぬ。

沖縄のグラスボートだってこんなしないよね、たしか。

世界遺産の観光地だもの。


リストヴァンカのバス降りたとこには何かあるわけではないので、

博物館に行ってみることに。

歩くか(4キロ弱)、イルクーツクに帰るバスに乗せてもらうか、

Yandexタクシーいた♡お願いします🚖


 

イルクーツクでは細かい現金を用意するのがむずかしく、
ここでも154ルーブルのところ200渡したら、
運転手、お釣り持ってないんだ困ったって100でいいとおっしゃる。
いやいやそんなわけにはいかないわよ、
カード登録できんのこっちのせいだしフォーユー。
なんかね、お釣り無いから多めにもらうっていう前提よりも、
お釣り無いから少なくていいよ、ってだいたいこういう反応なの。

 

バイカル湖ミュージアムは展示とミニ水族館になっていて、

一番の目的は、野生はなかなか出会えない、バイカルアザラシ。

 

 丸々バイカルアザラシ。

一頭はお客さんと遊んでくれる子で楽しかったのだー

 

 

 

 

 

バイカル湖ミュージアムからまた戻る。

せっかくなので4キロ弱お散歩しました。


 

 

 

15分くらい歩いているうちに

ここは琵琶湖(北のほう)なのでは…という気持ちになる

お山の紅葉&大きな湖、のどかな風景⛰

※ここは世界一大きなバイカル湖です

 

カヌーしてるー

 

ピクニックしたり、釣りしたり、みんな思い思いに休日を過ごしています。

 
 
 
バイカル湖にエントリーしていく人たちもー
 

あああああれは…まさか…バイカルアザラ…!
 
 
黒ラブが泳いでましたーwというのが
バイカル湖お散歩ハイライト。


 
 
釣れたかな🐟
 

着いたときは寒かったけれど(ウルトラなライトダウン着てた)、
だんだん気温は上がって、また汗ばむくらいの陽気に。
ダウン持って半袖Tシャツってほんとそうなのよ。そういう気候。


そこそこ歩いて疲れたし、バイカル湖堪能したし、
展望台が見えてたり、この先にマーケットがあるようだけれど、
アイスクリームなめなめもう帰ろうかということに。軟弱。
いいんです。旅に宿題を残す派。1回目は練習だから。

帰りも着いたとこから、その辺のミニバスの運転手に

イルクーツク?

ダー乗れ!って。

乗客が集まるとよいよいで帰ります。
帰りも出発までほぼ待ってないから、
本数は1時間1本よりもっとありそう。

ちょっとトイレ行ってくるわーって戻ってきたら、
運転手、顔を見るなり、イルクーツク!って呼んでくれた。
基本すごい親切、強引なジャイアン。

行きも帰りもきちんと連れて行って、連れて帰ってくれます。
フワッとした情報ばかりだけど、世界遺産だから大丈夫だろうと考えていた以上に
簡単アクセス、行き当たりばったりバイカル湖でした。

こうして3時間くらいの滞在で、バイカル湖をあとに。
また凍ってる時にきてみたいねー。

帰りのミニバスの親切で強引なジャイアンは、爆烈暴走運転手でした。
定期的にちょいちょいお尻が浮く、
リストヴァンカ→イルクーツク移動がさながらアトラクション。
直線道路でこのまま飛ぶのかと思ったわ。
シートベルトはしないと罰金って書いてあるけど
するわこんなんシートベルトw
シートベルトが壊れてる席には座らないように、ふつうに危ないから。

おかげで50分くらいでイルクーツク着いて、中央市場で降りて、
あ、15時のサーカスまだ間に合う!!いてくるー!

ありがとう爆烈運転手。