ドラマ覚書『The Miracle of TeddyBear』 | My World

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アラフォー地味系会社員、趣味ベリーダンス。
日々の出来事など乱れ書きしております。

以前「長い!」ってお話したアレです。ようやく見終えました・・・。

 

 

あらすじも前に紹介したので、省きますね。

そして盛大にネタバレすると思うので、未視聴の方はここまででどうぞお帰り下さいませ。

 

 

 

この熊可愛い・・・欲しい・・・。

 

 

 

 

ドラマの前半は、些細なことでキレちらかすナット。

精神を病んで妄想の世界に生きるナットの母。

悪意を持って絡んでくる隣人。

この3人にホント苦しみました。見ていて凄く不快なの。

タオフーとサブカップルのソーンケーンだけが癒しでした(笑)

 

このドラマには、ゲイの子を持った親、というシーンがたくさん登場します。親の反応は様々です。

ケーンのご両親は受け入れていて、むしろケーンの恋を茶化す余裕まであります。

ソーンの父親は受入るのに時間はかかりましたが、ケーンと居るときの息子の幸せそうな姿を見て受け入れる覚悟を決めます。

しかしナットの父親は侮辱し、罵倒し、終いには自分の子ではないと言い出す始末。しかもそれを、母親は止めませんでした。

そのことがナットの心に深い傷を負わせ、誰に対しても攻撃的な態度をとる性格に繋がっています。

 

私自身は子供が居ないので、ゲイの子供を持つ親の気持ちは想像でしかわかりません。

例えば兄弟がゲイだったら?とかも考えてみましたが、特に何とも思わないんですよね。

生きていきにくいだろうから、何かあれば話を聞くよ、協力するよ、と声をかけてあげるくらいのことしかできませんが。

だから特にナットの父親があんなにゲイを嫌う気持ちが本当にわからなくて。

軍人で、より逞しい子に育って欲しいと思っていた息子がナヨナヨしていてガッカリしたにしても。

自分の子供じゃないのでは?と疑っているから、余計に気に入らないのかもしれない。

そして教師という知的レベルが高めの女性でも、家庭内暴力から逃げ出すのって難しいんですね。

 

 

精神を病んでしまった母親は、過去の自分の決断に対して後悔が積み重なった結果、現実を見るのを辞めてしまったのです。

不安定な生活をしている愛する人との未来より、安定した生活を送れる職業の人との結婚を選んだこと。

そのせいで元恋人への嫉妬で家庭内暴力をふるい始めた夫に寄り添おうとしなかったこと。

息子が父親に虐待されるのを、傍観するしかできなかったこと。

家庭内暴力を知った元恋人が夫を殺してしまったことに気付いたのに、怖くて胸の内に抱え込んでしまったこと。

アルツハイマー型認知症という診断が出て、これから何もかも忘れていくと知ったときの恐怖はどれだけのものだろうかと思います。

それでも、親しい友人たちを招いて、病状をカミングアウトして、最後までよろしくと挨拶する彼女は強い人だな、と思いました。これもナットとタオフーが側に居たからこそできたことでしょうが。

 

 

そして、タオフー。

テディベアから人間になって、ナットに邪険に扱われても嫌われても、ずっと健気に寄り添う姿が本当にいじらしい。

途中から少しずつ自我というか欲が出てきて「人間らしい」考えかたをするようになってくるんだけど。

家具や物たちとの会話の中から、少しずつ過去の真実を知り、容赦なく暴いていくのも、全てナットのため。

自分は何故人間になったのか?を突き詰めていく中で知った、ナットの元恋人の危篤。

存在できるようになった原因がわかった後、どうするのかな?って思っていました。自死するシーンなんて見たくないし。

まさか、自ら殺されに行くなんて・・・・・・・。

自分がテディベアなんて本当のこと言っても、どうせナットは信じてくれない。

自分が消えれば、ナットの元恋人が目覚めるはず。自分が居なくなってもナットの心の傷はきっと彼が癒してくれる。

だから何も言わずに、ただナットの幸せだけを願って死ぬ覚悟を決める。

しんどい・・・・・・・・😢

急に恋人を隣人に殺されたナットの気持ちもしんどいんですけど。

自分が死ななきゃ元恋人は目覚めないし。

元々自分はただのテディベアであって、人間じゃない。

テディベアの命より人間の命のほうが重いはず。

しんどい・・・・・・・・😢

いやー、もうターンなんかほっといてタオフーの幸せが見たかったよぅ😢

 

 

このドラマの主要な部分だけ抜き出しましたが、出てくる人たちみんな何か事情を抱えていて。

ソーンだって亡き兄のことばかり愛している父親に自分を見て貰えなくて辛い思いを抱えているし。

ケーンも昔の恋人とのトラウマで恋愛に臆病になっている。

セーンは愛する人を弟に横取りされたことから、人生の歯車が狂い始めてしまった。

ジャンは夫が自分ではなく元恋人を今でも愛し続けているせいで嫉妬に狂い、他人の不幸を願ってしまう。

 

人生において苦しいこと悲しいこと、理不尽に扱われたり、納得できない理解しがたいことがたくさんあるよね。

でも他人の不幸を願ったり、自分の心を偽ったりせず、正しいと思う行いを貫くのってとっても難しい。

だけど人間であるならば、そうあるべきなんだと思う。本来は。

だけど人間ってエゴや欲に負けてしまうことが多い。

このお話の中で一番「正しい行い」を貫いたのって、実はタオフーなんじゃないかと。

それって人間以上に凄いことなんじゃないかと。

そんな風に思ったりもします。

 

さすがCH3。ただのBLドラマじゃなかった。

めっちゃ長いけど全く飽きませんでしたし、見応えもあって良いドラマでした。

もうちょっとイケメンを揃えてくれたらもっと良かった(笑)

 

テディベアのタオフー役のInnくんがめちゃくちゃ可愛いのです。

 

 

しかし火葬場から脱出して、犬に追われてモフモフ全力疾走するテディベア・・・(笑)

動けるのかよ、お前・・・(笑)

 

 

 

 

最後に。

ナットって右側だよね?

タオフーナットだよね?

あとソーンとケーンもソーンケーンだよね?

CH3、BLドラマなら、ちゃんとそこ描いてくれないと!!(笑)