タイドラマ覚書12「The Sipper」 | My World

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アラフォー地味系会社員、趣味ベリーダンス。
日々の出来事など乱れ書きしております。

29.「The Shipper」/U-NEXT

 

今回も盛大にネタバレしております。

未視聴の方はどうぞお戻りになって下さいませ。

 

 

「Ship」とは、実在もしくは架空の人物をカップルと想定することだそうです。

「Shipper」はカップルを推す人、ファンを指す。

「Untill We Meet Again」を例にすると、

DeamPharmやWinTeamは公認カップルなので公式Shipですが、

DeanWinとかTeanPharmは非公式カップルなのでGhost Shipとか呼ぶらしい。

(余談ですが個人的にDeanWinはちょっと興味ある・・・邪道ですが・笑)

 

主人公:パン、ソーダ、ケート、キム、ウェイ

(これ、誰がどこまで主人公扱いなんだろう・・・)

 

 

パンとソーダは高校生の女の子。2人は学内で有名な男子生徒のShipperだ。

その男子生徒とは、優等生のキムと不良のウェイ。相反する性格の2人だが、大親友なのだ。

そんなキムとウェイが「もしも付き合っているとしたら!?」と妄想を膨らませて、ムフフな小説を書き綴るパンとソーダ。

ところが小説投稿サイトに掲載したパンとソーダの作品が原因で、キムとウェイに関わる大変な事件が起きてしまう。

パンはキムに謝罪に行き、2人一緒に交通事故に合ってしまう。

死の天使が2人を迎えに来るが、「死者リスト」に2人の名前は載っておらず、お迎えが手違いだったことが判明。

慌てて現世に戻ろうとするが、何とパンはキムの身体に入ってしまった!

これはもしかして、推しカップル、ウェイとキムを本当にカップルにする一大チャンス到来!?

ところが、キムの身体で生活するうちに、彼には人に言えない恐ろしい秘密がたくさんあることに気付いてしまい・・・。

ところでキムの魂は何処へ?パンは自分の身体に戻れるのか?

 

 

もう、内容が盛りだくさん過ぎるのよ。色んな要素があって説明が難しいったらありゃしない。

 

先ず一番衝撃的だったのが、キム役のFirstくんね。

女の子の魂が入っちゃう役だからさ、話し方がオネェぽくなってる訳。

死の天使ジェニー姐さんとの会話が、なんかもうオネェ頂上決戦状態で笑えてしょうがなかったです(笑)

驚いたときの「えー!!??」が毎回最高でした。

 

もう一人、印象に残ったのがカナーナ先生!!もう、好き。

あの超振り切れた演技!!最高!!

 

そしてパンとソーダの友情。

パンの魂はキムの身体に入って元気に生活してるんだけど、その間パンの肉体は植物状態で入院中。

魂の入っていないパンの身体に話しかけるソーダ、健気だったなぁ。

 

同じく眠っているパンにしょっちゅう逢いに来ていたケート。

密かにずっとパンに片思いしていた男友達なんだけど、彼が回を重ねるごとに男前度爆上がりしていって、めっちゃドキドキしたーーー!!

ケート役のOhmくんカッコイイよねぇ。

この子、こんな爆イケなのにBL作品では主にボトム役なんだよね?信じられない。

「Bud Buddy」のとき超ヤンチャな顔してて、トップ役だと思っていたので、パニくりました。
最近、大人になったのと痩せたのとで美人度爆上がり。

Perthくんと一緒のドラマやるみたいですけど、Perthくん相手にボトム役なの?彼もなんか美人になったよね・・・?

いや、どっちがどっちでもオイシイな・・・(ごくり)

 

パンと義理のお父さんの関係も切なかったし、

ウェイの彼女ピンピンの恋心も切なかったし、

ウェイの密かに抱いていた愛も切なかったし、

キムが密かに想っていたことも切なかった。

 

キムの印象が、ドラマ冒頭の「爽やか好青年」から中盤で180度変わって、ラストでまた好転するっていうストーリー展開にもやられました。

最終的に、凄く真面目で一生懸命で、可哀想で優しい人。

 

パンの自己犠牲とか、ソーダやケートの願いとか、ウェイのエゴとか。

色々あって何が正解なのか見ているこっちも凄く悩まされました。

 

「#ウェイキムForever」の航空券よ!!あれは泣いた。

別々の行先の航空券持ってさ。これから歩んでいく人生は自分で決めなくちゃって。

まさか、こんなふざけたタイトルバック(パンとソーダ鼻血吹いてるし・笑)のドラマで、こんな泣かされるとは思っていませんでした。

他人のプライバシーにどこまで踏み込むかっていう、凄く難しい問題提起もあるし。

何より登場人物みんなが、大人への階段をちょこっと上って成長する姿が凄く良かった。

良いお話でしたー。