「自分が酔わなければ 人を酔わせることはできない」
今日たまたま見ていた方のブログで見かけた言葉です。
あくまでも「自分 が 酔う」のであって
「自分 に 酔う」わけではない。
言葉の差は些細だけれど、この差は非常に大きいと思います。
踊るときに、自分が密かに大事にしていることと、とっても共通している気がしました。
ニルヴァーナでベリーダンスを踊らせて頂くとき、踊りを見たくて来た訳では無いお客様もいらっしゃいます。
また、ベリーダンスを見たくて来たけれども、見たいのはマラカじゃねーよ!!という、お客様もいらっしゃいます。
でもね、私が盛り上がってめっちゃ楽しそうに踊っていて、そのテンションがお客様へも伝播したら、
「見るつもりなかったけど、結果的に面白かった」っていう風に終われば、それで成功な訳ですよ。
個の場合は「酔う」を盛り上がりテンションに置き換えましたけれども、それだけでは無いんですよね。
ムードというか、空気感というか・・・。
相手をその気にさせるための、空間支配というか感情操作の一環とも言えますよね。
でも、サービス精神の一種でもあるかもしれない。
酔いつつも意外と冷静でいなければならない。
その冷静かどうかが「自分 に 酔う」とは違う部分かな、と思います。
ジャミーラ先生って、「自分 が 酔って見せる」が無意識にめちゃくちゃ上手い、と感じます。
天性の人たらし。男女関係なく、みんなジャミさんが好きになるって、凄い才能ですよね。
でも、彼女が「自分 に 酔って」悦っているところとか、見かけないですよね。
そこが違うんだと思う。
悦に入って自分自身を見失ったりしない。すごく冷静。
あんなに綺麗で、踊っている姿を「動く芸術作品」とまで言われているのに、惑わない、ブレない。
自意識過剰にならず。努力を続けるストイックさ。
「自分 が 酔う」には、そういう気持ちがきっと必要なのだろうと思います。
私が最近見かけた、「自分が酔わなければ 人を酔わせることはできない」の例。
この方、普段こんなウィンクするようなキャラじゃないんです。
どちらかと言うと、シャイで・・・。
あんまりグイグイ前に出る感じの方ではなかったような・・・。
これ見たときに
「ええええええええ!?どどどどど、どうした?どうしたんですか・・・!!?」
ってなりましたけど・・・(笑)
私たちファンが「キャーーーー!!!」って言いやすい環境をあえて作ってくれたというか・・・。
「酔わせにくるねぇ!」って感じ。私たちが酔えるように、まず酔ってくれた感じ。
たぶん、この方も無意識なんだろうなぁ・・・。
ジャミさんもだけど、ちょっとこの方も天然ぽいもんなぁ・・・。
私の場合、計算で動いてしまうので、天然の才能には一生敵いません。