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私も実は、
病気になる前から
誇らしくない母でした。

なぜかというと

当然なれるだろうと思っていた
自分の母のような母に
なれなかったからです。

自信喪失でした。

私は、全て自分が手をかけないと
気が済まなくて、
全て全てやるのが母親だと
強くこだわっていました。
それが私の理想の母親像でした。

けれど、
病気になって、
全て全てどころか、
全くできなくなり、
終いには、入院生活で、
子供たちと完全に離れてしまい
ました。

強制的に
こだわることができない
環境になってしまいました。

そして、
皆に手をかけてもらうように
なりました。

病気は神様からのメッセージだと
いう考え方もありますが、

その意味では、

自分の心身を苦しめたまでの
こだわりは
失ってみると、
それほどの犠牲をはたく意味のある
こだわり(理想)ではなかったことに
気づきました。

だって、

皆、いてくれたんだから。
前からずっと。
甘えていれば、全て失わなくて
済んだかもしれないのだから。

でも、
今、子供たちといられる時間が
増えて、

また、ニョキニョキと
私のこだわりが再起してきています。

そこで、
姉が忠告してくれます。

「だから、やめなよー」

こだわりは、厄介なのです。