夜景を見ていると、

成田屋の御贔屓の皆様の顔が
ひとり  ふたり  と浮かんできました。

「治療が始れば、
しばらく劇場にも行けないかな。。。

そんなことを思っていると、
どんどんどんどん皆様の顔が浮かんで
きて、

「私も、いつの間にか
堀越麻央になっていたんだなぁ。
お嫁にくるってこういうことなんだ。。。
お客様が、家族に迎え入れて下さること
だったんだ。」

と、この時、心から、
主人と結婚することの意味が
分かった気がしました。

お客様にはご挨拶もままならず
失礼を重ね、
本当に申し訳なく思っております。