いつもブログを読んでくださりありがとうございます。
最近の私は、子どもたちの姿や日々の気づきをお伝えしたいという思いがあふれて、少しブログの文章が長くなっていました。皆様に届けたいという熱量が、そのまま文字の多さになっていたのだと思います。
でも先日、ふと短い言葉で紡がれた文章を目にする機会がありました。
限られた少ない言葉の中に、深い情景や思いがぎゅっと凝縮されている。その研ぎ澄まされた美しさと、読み手の心に想像するための余白を残してくれる優しさに、ハッとさせられました。
そこで今回は、日々の教室で感じたことや、家で子どもたちを見つめる中で見つけた大切な思いを、五七五の短い言葉に込めてみることにしました。
言葉の数を減らすことは、自分が一番伝えたい大切な芯の部分を見つめ直す、とても豊かな作業でした。
長文で熱を伝える良さもありますが、時にはこんな風に、短い言葉でそっと気持ちを置いてみるのもいいものですね。
これまでのブログのエピソードから生まれた、小さな川柳たちです。皆様の心の中に、ふわりと優しい景色が広がれば嬉しいです。
あふれでる コップの前に ひとやすみ
ルールを守って我慢を重ね、心がいっぱいになっている状態を詠みました。他人の振る舞いにイライラして怒りがあふれてしまう前に、自分自身に少しのあそびや休みを許してあげようというメッセージです。
ほめ言葉 陰の我慢に そっと置く
教室で表立って問題を起こさず、じっと協力してくれている真面目な子どもたちへの思いです。その見えない我慢に気づき、いつもありがとうと声をかける大人の大切な役割を表しました。
泣き虫の 過去を知るたび 近づく背
サッカーのスター選手たちが、実は貧しい環境で泥まみれになり、泣き虫だったというエピソードを知った時の感動を詠みました。完璧ではない人間らしい一面を知ることで、憧れのヒーローがより身近で愛おしい存在になった次男の心の動きを表現しています。
咲く花の 見えない根っこ 泥の中
目に見える華やかなテクニックや美しい姿の裏には、泥臭い努力や悲しみという太い根っこが張っているという気づきです。物事の表面だけでなく、その奥深くにある物語を想像することの大切さを込めました。
困らせる その裏側を 抱きしめる
教室で落ち着きがなかったり、反抗的な態度をとったりする子どもたちの行動についての川柳です。その行動の奥には、寂しさや上手くやりたいという悔し涙が隠れているかもしれないという、優しく寄り添う視点を表しました。
正解が 一つじゃない日 目が光る
図工や音楽のような情操教育の時間に見せる、子どもたちの生き生きとした表情を詠みました。決められた一つの正解を探すのではなく、自分の心を自由に表現していい時間にこそ、子どもたちの目は一番輝くという気づきです。
