信じているの | maoのアストロ☆ミュトロギア

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ギリシャ音楽バンド【ELLI-ANA】で、ギリシャの歌を歌い、ギターを弾いています。
歌うときはmao、占うときは七宮昴です。

昨晩。
駅の側のコンビニの入り口に猫が座っていました。
自動ドアの開く、ド真ん中。
一番人が行き交うところです。


……もしもし?
ふんづけられても知りませんよ。
そこ、すごくじゃまなんですけど。


お客さんたちはみんな優しくて、おバカな猫ちゃんをまたいだりよけたりしてくれます。
でも、時々カバンが耳をかすめたりして。
そのたびに、おバカちゃんたらビクビクしているんですが、絶対にそこから動かないんです。


そうこうしているうち、Q太郎が車で迎えに来てくれました。
「ねえ、Qちゃん。今、おバカな子が、コンビニの自動ドアの前でみんなのジャマしてるんだよ。なんであんなとこにいるのかな」。
するとQは言いました。
「そこ、マットが敷いてあるだろ?」
確かに。自動ドアの前だから、起毛したマットがあります。
「猫は地べたには座らないんだよ」

え・えええ~~!?
そういう問題なの!?
だって、危ないじゃない。
現に、ビクビクしてるし。

「他んとこは冷たいだろ。俺の座布団だから取るなって、思ってるんだよ」


……で、そこがいい場所だと信じているってわけですか?
なんたるおバカちゃん。


猫って、何かひとつ信じこむと、わけわかんないことをしますからね。
火のついてないストーブの前で、震えながら座ってたりとか。
きっと、そういう行動のひとつだったんですね。


おバカちゃん。
けとばされなければいいけどな……