先日、家人が趣味でやっている写真のグループ展に行ってきました
帰りに久々に板橋のお寿司屋さん「魚がし」に寄り、まずはビールと日本酒を注文、本日オススメの“刺身の盛り合わせ”をいただきました
すると「お刺身のツマには必ずといっていいほど紫蘇がついてくるよね」という話題になり、実はこれには立派な薬膳学的な意味があるのです。薬膳では(漢方薬でもそうですが)一つの味(単品)で食材を使うということは少なく、必ず2品以上で調理されます。そして薬膳では食べ合わせを重要視しています。
これを配合七情といいます。
【配合七情】
1. 単行;単味の食薬を使用。
2. 相須;同じ効能を持つ食薬を使用して効果を上げる(梨と百合根を一緒にデザートで使用すると肺を潤す作用が高められる)。
3. 相使;主薬と補佐薬で効果を上げる(生姜と黒砂糖を一緒に煎じて飲むと生姜の身体を温める作用が高められる)。
4. 相畏;ある食薬の毒性や副作用が他の食薬によって削除、軽減される(刺身と紫蘇が一緒に使われるのは、刺身の身体を冷やす作用が紫蘇の温性の作用により抑えられるため)。
5. 相殺;相畏の裏返しの関係。ある食材が他の食材の毒性や副作用を軽減、取り除く(紫蘇が刺身の身体を冷やす作用を軽減させる)。
6. 相悪;2種類以上の食薬を合わせることで作用が低減、無効になる(気を下す大根を補気の作用のある山芋や鶏肉と使用すると補気作用が無効になる)。
7. 相反;2種類以上の食薬を合わせることで副作用が生じる(柿とお茶を一緒に食べると便秘を引き起こすなど)。
というわけで刺身と紫蘇の関係は上記の「相畏・相殺」の関係にあるわけです。
わかりやすくいえば、生のお刺身は身体を冷やす作用を持つのに対し、紫蘇の持つ温性がそれを緩和するというわけです。
さすが、中国4千年の歴史
先人の知恵、そして薬膳のスゴさに感心させられます