福の経過10 落下事故 | 猫カフェ計画!-お家猫カフェ運営日記-

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自宅猫カフェを始めるまでの記録と、お店&にゃんずの日記です。

福が歩ける&オシッコしても大丈夫なようになって

私も福も、ご機嫌だった。

 

何せ、ここ数ヶ月試行錯誤していた

福の生活スペースが完成したのだ。

 

いずれ立てなくなる日が来るだろうけど

それまでは、これで大丈夫。

そう思っていた。

 

 

 

そして、2月24日土曜日

 

福が、ベッドから落ちた。

 

 

経緯は判らない。

夕方の休憩時間に部屋に戻ったら、

福は床に置いているテーブルの下に隠れていた。

いつもの、スフィンクスポーズで座って。

 

ベッドの周囲は段ボールやカーテンで囲ってある。

 

一体どこから落ちたのか。

 

抱き上げて、すぐに判った。

福の後ろ足の付け根あたりが

ぐっしょり濡れていたのだ。

囲いの、唯一低くなっている場所、

ゴハンとお水の器を置いてある台の、後ろの壁。

 

福は、恐らくお水を飲みに来て、

その後、お水の容器に足を突っ込んで台を上り

踏み越えた数歩先にあった10cm余りの壁を上り、

越えて、落ちた。

 

 

しまった

 

 

何よりもまず、そう思った。

この位置の壁は、わざと低くしてあった。

ゴハンやお水がこぼれた時に、掃除しやすいように。

福が食器を乗り越えるとは想定していなかった。

 

でも、一度、福が上りたそうな仕草をしたことがあって

ここも高くしないとな、と思ってた。

思っていたけど、他の事で手一杯で

出来ていなかったのだ。

 

 

ごめん、福。ごめんな。

 

 

福を抱っこして、拭きながら

怪我がないのを確認して、そおっとベッドに置いた。

福は立てなかった。

 

無理もない、と思った。

 

床からベッドの高さまで、40cm。

転落防止用の壁が10cm。

福は目が見えない。約50cmの高さから、

受け身も取れずに落ちたのだ。

 

そして、ツルツル滑るフローリングの床を、

後ろ足を引きずりながら、前足だけで這いまわって

ようやく辿り着いた、暖房の風の届かない

冷たいテーブルの下で、

濡れたまま、私が戻ってくのをじっと待って。

 

寒かっただろう。

心細かっただろう。

疲れ果てているだろう。

とにかく、そっとしておかないと。

 

福の好きな缶詰を少しやったら、

それはガツガツと食べた。

ただ、食べ方が妙で、

食べながら頭を後ろに振るのだ。

上あごにくついた何かを取ろうとしている仕草にも見えた。

 

 

これは何だろう?

 

 

病院に連れて行くか、一晩様子を見るか。

 

この時点で、午後5時半。

掛かり付けの動物病院は午後8時まで。

店は7時に終わる。

 

店が終わって様子を見て、

様子がおかしかったら、病院に行こう。

 

 

 

そして、7時過ぎ。

店が終わって、福の様子を見に部屋に戻った。

福は落ち着いているように見えた。

 

・・・大丈夫かな?

 

でも心配だし、明日朝イチに病院に行こうね。

そう思って、

 

 

この時、様子を見たらいけなかったのだ。