2008年は世間では何かと騒がしく、混乱の多い一年となりましたが、
やってきたこの新しい年はどんな一年になるのでしょうか。
今日の清々朗々とした空模様のような、気持ちの良い一年になるといいですね。
さて年の初めくらいは日本人らしく・・・ということで、
2009年は干支でいうと「己丑」(きちゅう)です。
もともと「己」という字は、三本の横糸とそれをより分ける二本の線でできている文字で、
ともすると絡まってしまう糸をより分けることから
「乱れを正して治める」「筋道をたてる」
という意味があるそうです。
そういえば紀律の「紀」にも「己」が入っていますね。
一方で己という字はまだ力が弱く、思うように伸びられずに曲がりくねる若芽をあらわしていたりもします。
それと同時に「おのれ」とも読み、これはもちろん自分自身のこと。
つまり、とかく人というものは目先の出来事や思惑に乱れ、間違えてしまいやすい。
まずは自分の筋道をしっかり立てて、そこから外れないように
己をきちんと律することを心がけなくてはいけないということでしょうか。
さて、いっぽうの「丑」はというと・・・
「『丑』は又と|の合字で、右手をあげた形、事を始めんとする義を表すとされ、
「はじめ」と読み、また丑は紐で、結ぶ意とし、やしなう(畜養)意ともする。
子に発生したものが、やや長じ、これを整え、養うものである」
(安岡正篤著 「干支の活学」)
それまで通用し、もてはやされていたものが音をたてて崩れ落ちるようだった前の年を受けて
本当の意味での価値や大事なことは何か
を、ゼロベースで一人ひとりが考え自分の答えを見つけたなら、大切にはぐくむ・・・
そんな年になりそうですね。
