焙煎された豆の香ばしい香りがただよう、一杯のコーヒー甘くほろ苦いラテやキャラメルシロップの入ったコーヒー
朝の目覚めに、仕事のブレイクタイムに、
日頃愛飲しているBizパーソンの方も多いのでは?
ところで、この一杯のコーヒーが仮に330円だったとしましょう。
その大元であり最も大事な部分、
つまり「豆」
を栽培している生産者の方が手にしている対価はこの330円のうちいくらだと思いますか?
答えは・・・3円~9円(約1~3%)です。
先日、会社で定期的に開催されているCSRのフォーラムに参加してきました。
今回のテーマは「世界の貧困問題を考える」ー消費者としてできることー。
拓殖大学教授の長坂 寿久さんを講師に迎えて「フェアトレード活動」(※)についてお話を聞かせていただき、
コーヒー豆生産農家の実情を追ったドキュメンタリー映画を拝見しました。
(※発展途上国の原料や製品を適正な価格で購入し、立場の弱い途上国の生産者や
労働者の生活改善と自立をめざす活動です)
生産農家の(コーヒー豆に限らず、様々な食品についても同様な状況があります)
貧困やアンフェアな現状に、ショックを受けました。
配給される食料を受けとりながら、
「懸命に働いても家族を養えない、そんな姿を自分の子供に見せるのが辛い」
「子供たちが、努力しても報われないことを親を通じて学んでしまう・・・そんな国のどこに未来があるのか」
という農家の方の言葉が胸にせまりました。
フェアトレードとは、
「お互いが対等であったなら達成したであろう取引関係」のこと。
途上国の人々の自立支援(開発協力活動)であり、価格競争により生産者が買い叩かれる
これまでのアンフェアな貿易構造の変革を求める新しい消費者運動です。
たとえば先述の映画の中のシーンでは、
農協に貯まった資金を何に使うかを話し合う場面が出てきて、結局は学校建設に使うことになりました。
このように、その地域のコミュニティー開発のための「プレミアム」(輸入団体が収益の一部を
生産者団体に還元すること)も、フェアトレードの一つの要素です。
ちなみに製品や団体がフェアトレードであることの保証としては、
IFAT(国際フェアトレード連盟)※や、FLO(国際フェアトレードラベル機構)などの団体による「認証制度」があります。
(※IFATは、公正な対価の支払い、安全で健康的な労働条件、子どもの権利の保護など、
いくつかの基準を満たすフェアトレード製品の輸入団体を認証している連盟です。)
そうした認証を受けた商品を選んで購入することで、私たちも参加することができます。
「消費者」から「選択者」になること。
・・・深く考えさせられました。
そのあとに飲んだコーヒーの味は、いつもよりちょっとだけ苦く深い味がしました。
