今こうして、生きていること。
今こうして、息をしていること。
こんなこと当たり前。
今の日常なんて当たり前。
そんな風に想っていたら
いつしか、僕は笑わなくなった。
自分で自分の人生に変化を求めなくなり
同じことを繰り返しているような生活。
そんな時に光のようなキミが現れた。
僕にはまぶしすぎて
何度も目を背けた。
けどそのたびにキミは優しくほほえみ
僕にこう言うんだ。
「今はまだ目を開けれなくても、その日がくるまで私は待つよ。」
―――――けどそんな日はこなかった。
僕が逃げ出したから。
キミのその笑顔が苦しかった。
ただうらやましかっただけなのに、
僕は逃げ出して、キミにひどいことを言った。
なんて人間なんだ。
僕はまたあの生活の波にのまれてしまった。
途方にくれ、光を写し出さなくなった僕の瞳に写ったのは、
優しくほほえみかけるキミだった。
―――「未来に行こう。」
今なら行ける。
もう逃げないよ。