おいしく健康33

 

医者「『おいしく健康』、最近、サプリの健康被害や食パンへの鼠の混入が話題になりましたので、今回は食材ではなく意外と知られていない食品添加物の話をします。

 日本では現在約1500種類が国に認可されていますが、実はこれ世界的に見て極めて異常な数値なんです。米では150もなく、独でも70以下、英仏では50にも満たないという驚くべき現実。1500もあれば玉石混交。安全な物もあれば安全が充分担保されていない物も少なくありません。と言っても全部はとても覚えられないので、その中でも極力避けるべき危ない添加物をいくつか挙げますので、是非裏ラベルをチェックしてみて下さい。

  まずは「リン酸塩」。血中のリン酸濃度が高くなると血管が詰まり、心血管や腎臓疾患へのリスクが高まります。これを含む加工食品ばかり食べている人は要注意。リン酸塩には数種あり化学物質の不純物が混ざる事も。さらに問題なのは、用途によりph調整剤や酸味料等に混ぜた場合は表示義務がないため、消費者が見分けられない盲点がある事です。

 次に合成甘味料の御三家。農薬やダイオキシンの親戚「スクラロース」、体内で自然分解されず動物実験では死亡例も出た「アセスルファムK」、脳腫瘍との関連が指摘される「アスパルテーム」。「果糖ブドウ糖液糖」も摂り過ぎると老化に繋がります。天然甘味料の「ステビア」は海外で使用が認められていない所も。

 酸化防止剤の「BHA」や「BHT」も発がん性が指摘され、後者は化粧品等にも使用されています。他にも合成着色料、保存料、防カビ剤、漂白剤、殺菌剤、発色剤等々、危ない食品添加物には枚挙に暇がありません。人に対して何の治験もしていない物が殆どで、自然界に存在しない物が無分別に使用されています。最近のあなたの体調不良、それはもしかしたら食品添加物のせいかも知れません。食品添加物は食品ではありません。摂取は程々に」