問題41/解熱鎮痛薬や低用量アスピリンを長期服用すると、腸粘膜の働きを弱め薬剤性大腸炎を発生させる事がある。

    ➀ 医師の指示なら服用ok  ➁ 市販の胃腸薬を一緒に飲めば良い  ➂ ある

 

問題42/副鼻腔炎の抗菌薬(セフェム系)で急性出血性大腸炎になる事がある。

    ➀ ある  ➁ ない  ➂ 免疫状態が悪ければなる

 

問題43/糖尿病患者がかぜを引き、肺炎を恐れてセフェム系抗菌薬を飲んだ。どうなったか?

    ➀ 全く問題なし  ➁ 糖尿病も治った  ➂ 大腸炎になった

 

問題44/糞便移植(潰瘍性大腸炎等への腸内フローラ移植療法)は2023年1月に先進医療として認定されたが、肥満のドナーの物を移植するとレシピエントも肥満になる。

    ➀ なる  ➁ ならない  ➂ その時の運

 

問題45/悪玉菌が増え整腸作用が妨げられると、便秘が起こりやすい。また、悪玉菌が増えると、オナラも臭い。

    ➀ 体質による  ➁ オナラが臭いのは治らない  ➂ 悪玉が全ての元凶

 

問題46毎日理想的な腸内フローラを維持するためには、相当数の善玉菌を摂取する必要がある。その必要量は1日どれ位か。乳酸菌の場合で答えよ。

    ➀ 1億個  ➁ 10億個  ➂ 100億個

 

問題47/成人は1日に2.5ℓの水分摂取が必要(食事1.3ℓ・飲水1.2ℓ)。

    ➀ そんなに飲めない  ➁ 飲水は2ℓ  ➂ 大体合ってる

 

問題48/人工甘味料は砂糖とカロリーがゼロなので、体に優しい。

    ➀ その通り  ➁ 実は非常に危険  ➂ 日常的に摂らなければ問題なし

 

問題49/乳酸菌やビフィズス菌等の善玉菌は様々な食材に含まれているが、次の内、大腸のエネルギー源となる酪酸菌が含まれる食品はどれか。

    ➀ キムチ  ➁ チーズ  ➂ ぬか漬け

 

問題50/腸内細菌は毎日入れ替わるので、腸内の善玉菌を増やすには善玉菌が好むエサを毎日の食事で取り入れる事がポイント。特に、水溶性食物繊維の中でも発酵性の高いペクチンやオリゴ糖を含む食材を摂ると良い。

    ➀ 良い  ➁ 断言はできない  ➂ オリゴ糖は良いがペクチンはダメ

 

 

答え

問題41/➂ 症状が出たら服用を中止するのが一番。特に多剤服用は要注意。服用頻度を減らすか、他の薬剤に切り替えるか医師に相談。

 

問題42/➀ 若くて基礎疾患のない人に発症しやすく、2、3日後に下痢や血便、腹痛が起こる。一般にアレルギーとされている。別のタイプの薬剤に切り替える。

 

問題43/➂ 一般に5%程度は偽膜性大腸炎になる原因菌は誰でも持っているが、抗菌薬で腸内細菌のバランスが乱れると、突然暴れて毒素を出して炎症を引き起こし偽膜を作る。高齢者や重篤な基礎疾患を持っている人は要注意。

 

問題44/➀ 潰瘍性大腸炎が完治する治療法はまだないが、患者の乱れた腸内環境を抗生物質で一度リセット、内視鏡で腸内へ健康人から抽出して作成した溶液を注入。約7割に改善との報告もあるが、兄弟間でのマッチングがベストとも言われている。

 

問題45/➂ 善玉菌の整腸作用には蠕動運動や腸の粘膜層のバリア機能を高めたり、コレステロールを吸着して便として排出する作用等がある。便秘の時は悪玉菌が増加している状態。また、軟便傾向がある人はビフィズス菌が少なくなっている。

 

問題46/➂ 余分に余っても排泄されるが、あまり摂り過ぎると乳酸菌以外に含まれる脂肪や糖分、塩分等が体に悪影響を及ぼす事もあるので要注意。

 

問題47/➂ 飲水の目安は体重×20~25㎖。朝起きたらコップ1杯の水を飲めば直ぐに大腸に届き、蠕動運動や便通を促す。

 

問題48/➁ 腸と腸内細菌に悪影響を与え不健康になる。甘いので体が糖と勘違いしてインスリンを分泌するが、糖がないので血糖値は低下。逆に空腹を覚えて食欲増進に繋がり糖尿病になる事もある。さらに添加物の化学物質により腸に炎症が起きて穴が開き(粘膜の上層にある上皮細胞の密着結合を緩めてしまう)、有害物質が入り込んで血流に乗り全身で炎症を引き起こす事もある(リーキーガット症候群)。

 

問題49/➂ ぬか漬け等、わずかな食品からしか摂取出来ない。

 

問題50/➀ ペクチンは熟した果物やオクラ等、オリゴ糖は玉ネギ・ゴボウ・バナナ等に多く含まれる。