ある研修医の手記14

 

「ママは僕まであと一歩のところへと迫った。僕は体が固まり思わず身構えた。『ボクちゃん、こんなとこ出してかぜひいたら大変よ』そう言うと、優しくパンツとパジャマのズボンを引き上げてくれた。『大人しく寝なさいね』とボクのあそこをポンポンと叩いた。あそこがビクッと反応してまた反り返った。ママが生唾を飲み込む音がした。

 それでも後ろ向きになり3歩、4歩と歩き出した。そこでママは振り返り『ボクちゃん、一緒に寝てあげようか?』と聞いて来た。『だ、大丈夫です』僕の声は震えていた。もしかしたらママは、電車の女より恐いかも。『大丈夫って事は、一緒に寝てもいいって事?』『イヤ、もう大人だから一人で寝られます。おやすみなさい、ママ』。声が裏返った。

 翌朝起きたら、パンツが濡れていた。どうやら夢精したようだ。まさかママがした訳じゃないだろう。頭だけ上げた姿勢でパンツを脱いで確めた。『ボクちゃん、早く起きないと遅れるわよ。朝ごはん出来て…』と、いきなり部屋に入って来たママの言葉が途切れた。最近ノックをしないので、またしっかりと見られた。『そんな事、ママに言ってくれれば何度でもしてあげるのに。やっぱり昨日は一緒に寝ればよかったわ』。

『イヤ、これはあのぅ……』。ママがエプロンを取りながら近づいて来た」