医者「ようこそおいでなさいました。あなた様もお熱でございますか、どうぞどうぞ。

 えー、時にあれですな。当方発熱外来もやってるもんですから、睡眠時間が毎日2、3時間で眠いのなんのって。診察中に寝落ちしたら、笑って許して膝枕で優しく受け止めて頂きたい。せっかく若い女性がいらしたんですから、ねぇ。無理に矢理に発熱外来やらされて、これで病気にでもなったら医者だけに慰謝料を貰いたい位ですわ。

 昔から医者の不養生とか申しますが、今は用心しててもやっぱり医者が一番危ない。医者なんで防御万全かと思いきや、どっこいこれがそうじゃない。常にいろんなウイルスの渦中にいる訳で、いつ何時コロナに感染してもおかしかぁない。睡眠不足で免疫力が下がってるからこれじゃいけないってんで、色々見繕ってドリンクを飲む訳でございますが、あらら不思議。目が覚めるどころかあっちが覚めちゃって、ってなもんでございます。

 こりゃあどういう因果関係か。働き過ぎで体がおかしくなったか、それともただ根がスケベなだけなのか、ここは一つ患者様にご判断して頂くと致しましょう。え、何? 朝勃ちみたいなものだって? ほぉ、そうですか。そう言えば忙しくて今日はまだトイレに行ってない。わざわざ行くのもえ~い面倒。お~い、ちょいと尿瓶持って来ておくれよ~。と、お後がよろしいようで」

患者「どこがじゃ!!」