患者「歯磨きすると奥歯の裏側が痛いんですが、虫歯でしょうか?」

医者「見せて下さい。歯茎もだいぶ下がってますね。歯周病で知覚過敏になっていて痛いんでしょう。弱った歯茎から全身に菌が回ると大変です。8回前後通院して下さい。後でシュミテクトとタフトブラシ差し上げますから、やり方よく聞いて帰って下さい」

患者「それでよくなれば歯茎も元に戻りますか?」

医者「青春と一緒で、歯茎も戻りません。洗面所の近く、花瓶置いてませんか? それが原因です。花瓶はトイレに置く事。いざ便器が使えない時に、そこで用も足せますから。

 それで歯周ポケットに知覚過敏がどんどんシュミテくと、炎症も悪化します。その炎症に対抗するため体がサイトカインを作るので、骨を溶かす細胞を刺激して歯槽骨も溶けて歯茎が下がるんです。酸蝕が進むから、炭酸水や酸っぱい食物は控えて。40歳以上は歯周病で歯を失う人が多いので、口は綺麗にね。汚いと女性がキスしてくれないですよ」

患者「それは男同士ですから問題ありません」

医者「……男同士でもきちんと治療しないと、将来2人とも入れ歯になりますよ」

患者「そのほうが歯が当たらなくていいかな……あ、いや、独り言です」