ある研修医の手記7

 

「風邪をひいた。免疫力が下がっているらしい。ママがお粥を作ってくれた。かゆい所によく手が届くのがママだ。『あらボクちゃん、寝汗をかいたのね。ママが着替えさせてあげる』、パンツまで下ろされたからしっかりと見られた。ママが生唾を飲み込む音が聞こえた。今の僕には体力がないので、なすがママだ。僕も少しはダジャレが上手くなった?

 最近、女医は大きくなった僕のあそこを石膏で型取るのに熱心だ。あの阿部定の二の舞にはならないぞ、と少し警戒している。『僕はあなたのものです、どうぞ』と言ってしまったので、銅像を作るのだろうか。こないだはお尻の型を取られた。

 自宅療養なので、毎日20回位彼女からメールが来る。『早く逢ってくれないと、気が狂いそう』と言うけど、普通のカップルもこんなものなのだろうか。誰か知っている人がいたら、教えてほしい。僕は今まで女性と付き合った事がないから。もちろん、童貞だった。

 先輩からは『お前、程々にしろよ。早死にするぞ』と言われた。やっぱり天才は夭折するのか。でも医者になったからには少しは役に立ちたいが、僕は手先が不器用なので手術や処置が多い科目は向いていない。女医は『2人で泌尿器科をやりましょう』と言うが、あそこに何か入れられそうで怖い。僕はこれから医者としてやっていけるのだろうか」