マスク2

 

医者「何? 欲しいなら1本やるよ。同じのが4、5本あるからね。ジーンズだけで100本位あるかな。捨てないから溜まるんだ」

患者「先生、言ってる事とやってる事が噛み合いませんが」

医者「人は歯車じゃないし、昔は今みたいなモンスター会社じゃなかった。長閑な時代だ。何話してた? そうそうマスク。今は顔認証可能な顔のプリントマスクや本人そっくりにペイントするのがあるね。それで喋ればみんな立派ないっこく堂だ」

患者「隙間なく顔にピッタリ嵌って、換気や殺菌ができれば凄いですね」

医者「う~ん、それは難しいな。眼からもウイルスは入るし、顔全体覆わないと」

患者「外国のイーロン・マスクって話題ですが、随分カラフルなマスクなんですか?」

医者「起業家だよ。野口さんが着てる一体型のスーツはかっこいい。一着欲しいよ」

患者「イーロンって、あの! それ手に入れてどうするんですか?」

医者「コロナ禍がもっと深刻になった時の備えだよ。医療人の支援は誰かの頭の中にはないようだから、自分でケアしろという事だろ?」