最近、読みずらいなぁと思っていたのは、全音のソナタ集だけではなく、アマオケの楽譜もで(レッスンで使用しているバイオリンの楽譜やチェロの楽譜はそんなに込み入っていないので、そこまで不便を感じない)結構な頻度で、無意識に楽譜に顔を近づけたり、目を細めたりしているので、視力も落ちているのかもしれない。今は、楽譜専用の眼鏡を使っているのだけど、その眼鏡を作ってから、最低でも2年は経っているので、一度視力を測りに行った方が良いだろうと、眼鏡屋さんを訪れた。

 

自宅のすぐそばに、大手の眼鏡屋さんがあり、そのお店では、視力検査と、二つの眼鏡で一万円ちょっとというセールを(常に)やっているので、そのお店を訪ねることにした。楽譜を読む時だけの専用眼鏡なので、前もって、自分の目から譜面台に乗せた楽譜までの距離をメジャーで測り、読みづらかった全音のソナタ集を持参して行った。

 

このお店では、視力検査の予約を10分おきに受け付けていたのだけど、10分もしないうちに検査は終了。あまりの速さに、ちゃんと視力を測ってくれているのか少々不安になった。でも、今まで使っていた眼鏡の強度から2段階程強くなるので、作り替える価値はありそうだという事だし、眼鏡を作って度数が合っていなければ、作り直しをしてもらうことは出来るだろうと(前に、そうしてもらったことがある)眼鏡選びに移った。今まで使っていた眼鏡のレンズだけ変えてもらうことも出来たのだけど、それだと二つで一万円強のセールの取り扱い外で、結局割高になってしまうので、フレームから新調することにした。

 

アメリカの眼鏡は、基本、堀の深い西洋人の顔に合わせて作られているので、アジア人の私の顔にフィットするものは少ない。その上、私は直ぐに鼻のパッドの所や、耳の上が痛くなりやすい。それでも、過去の経験から、私の顔に調節可能だろうと思われるものを選んで、店員さんに「これは調整可能ですよね」と確認してから購入を決めた。眼鏡のフレームと基本のレンズは、二つで一万円強なのだけど、反射を防ぐコーティングをしてもらうと、それだけで、2万円以上かかってしまう。でも、それが安い眼鏡セールのからくりなのは知っていた(でも、二つの眼鏡にコーティングをしても、一万円プラス位だと予想していたのの倍だった)でも、私は眼鏡のレンズの反射が気になる方なので、コーティングなしでは、後悔するだろうと、出費を飲むことにした。

 

そして、一週間ほどで、眼鏡が出来てきた。お店に取りに行き、新しフレームの調整をしてもらおうとしたところで、トラブルが発生した。最初に対応してくれた店員さんは、いかにも若手と言う感じで、耳にかけるところを上手く調節してくれない。その上、私がしてほしいというやり方だと眼鏡が折れる可能性があるという。アメリカの眼鏡屋さんはアジア人の顔に合わせるやり方を知らない人が多いので、このコメントにはあまり驚かなかった。しかし、中途半端に合わない眼鏡を持って帰るつもりはなく「購入する前に、きちんと調整可能か確認して、出来るという事だったのでこのフレームにした」(つまり、調節できないなら返金しろ)と迫ると、もう少し、調節の上手い人を連れてきた。

 

その人も、私が「(耳と眼鏡の間の)ここの隙間が無くなるように」調節してくれと言うと「眼鏡は、こんな風には調整するもんじゃない」とぶつぶつと言いながらも、どうにか調整をした。結局、少々調節が足りず、家に持ち帰り、自分で少々調節しなおしたのだけど、きちんと私の顔にフィットする眼鏡になった。家で、楽譜を置いた譜面台の前に座って、眼鏡をかけると、裸眼との差が歴然とするくらいクリアーに楽譜が読める様になった。