アメリカでは「定年」というものがない。国の年金が満額で受け取れるという67歳でリタイアする人が多いようだけど、仕事が好きな人とか生活の為に働かなくてはいけない人達は将来現役だし、私の様に早々とRat Race(ネズミのレース、生活の為に仕事に追われた殺伐とした生活)から抜け出して、悠々自適生活を始める者もいる。

 

私は、人から見たらバリバリのキャリアウーマンのような経歴を持っているけど、元々仕事は給料を稼ぐためにやっているという認識で、比較的早めにリタイアしようと思っていた。それでも、リタイアは60前後くらいかと考えていたのだけど、生活費、趣味に掛かるお金などを計算して、給料の以外の収入で賄えるか照らし合わせてみると、どうにかやっていけそうだと分かり、その時点でリタイアを決めた。

 

そして、私がリタイア生活に入って数年。リタイアする前より急がしく、趣味の為にあっちに行ったり、こっち行ったりしている私を見て、うらやましくなった旦那がようやく、リタイアをする時期を決めたそうだ。

 

彼は、普通の日本のサラリーマンを引きずっていて「日本の定年と同じ様な年になったら辞めよう」と思っていたらしいけど、その時期に関しては、5年だったり、7年以内になったり、3年になったりと、結構ふらふらとしていたけれど、ここに来て、本気で時期を決め、仕事の引継ぎなども必要な会社にも知らせたらしい。旦那は、私よりも一回ほど年上なので、会社でも「そろそろだよね」という感じだったらしい。

 

そんな旦那が先日、ぽつりとつぶやいたのが「リタイアすると、収入はいくらくらいいるのかな?」私は「おい、それはリタイアるという決心をする前に考えなければいかないことだろう」と思いながら「それ、計算してないの?生活に必要なお金がどれだけるか分からないの?」と聞いた。

 

我が家は、それぞれ別会計で、生活費では、それぞれが負担するものが決まっている。旦那は、退職後は年金を頼りにしているみたいだけど、足りなかったらどうするつもりだろう。私が自分の分の金銭管理はしっかりしているので、絶対にそれを頼りにするつもりに決まっている。現在でも、旦那の資産の一部は私が管理しているのだけど、全ての管理を私がした方が良いのだろうか。

 

そして、旦那には、特に趣味のようなものはないし、私の趣味を(旅行を別にして)一緒に楽しむわけではない、リタイアして、いったい何をするつもりなのだろうか。