最近の我が町では、食べ放題の韓国焼肉や鍋のレストランが流行っている。我々は韓国焼肉も鍋も好きなので、目新しいお店があると試しに行くし、そこ中からお気に入りのお店もある。

 

そんな中の一つが「モーモーパラダイス」という、いかにも牛にとっての楽園なような名前だけど、実は牛にとっては恐ろしい、しゃぶしゃぶとスキヤキの食べ放題レストランがある(鍋の真ん中が仕切られているので、しゃぶしゃぶスープとすき焼きスープと両方一度に楽しめる)そのお店は、家からは(他のレストランに比べると)少々遠い所にあり、行くと食べ過ぎてしまうことも多いので、そんなに頻繁にはいかない。

 

しかし、半年程前に久々に、このレストランを訪れた時、お店の各テーブルに「投資家求む」というポスターが張られていた。このレストランは、南カリフォルニアに結構な数の店舗を展開していて、準備中の新しい二店舗の資金集めをしてたらしい。その時、ちょうど新しい投資先を探していた私は、好きなレストランに投資するのも悪くないかと思った。

 

レストランでの食事を終え、帰宅、早速ポスターにあった投資家用のウェブサイトを見てみたけれど、投資先を決める時に必要な、会社の経営や経済状況については全く、何も情報はなく、誰々さんから〇ドル投資してもらいましたというのが掲載されているのみ。その金額も数十ドルから高くても数百ドル。投資というより、クラウドファンディングとか、寄付みたいな感じだった。

 

投資者には10%の利子を支払うとのことだったけれど(ちなみに、10%のリターンというのは、投資をする際のガイドライン的な数字なので、そんなに良い物でもない)私は、こんな何も情報がない先に投資はしないので「投資」はしなかった。

 

この投資話に関しては、すっかり忘れていたのだけど、先日、友人達とお勧めレストランの話をしていた時に、このモーモーパラダイスの事を思い出した。すると、話をしていた友人の一人が、モーモーパラダイスは閉店したというではないか。

 

資金がないのに、店舗拡大を図って失敗したのだろうか。レストランの開店資金などは、普通は銀行から借りるだろうけど、借りられない経済状態だったにも関わらず、手を広げているので、個人投資家を探してたという感じもしていた。株への投資ではなく、社債への投資だろうから、少しは安全な気もしていたけど、こんな状態だったら、元本さえも返ってこない状況ではないだろうか。やはり「投資」はしなくてよかった。