私は、小型犬より大型犬が好きで、ここ20年程は大型犬を飼ってきた。コロナ前に仕事をしていた時は、日中はほぼ家を空けていたので、一匹では寂しいだろうと、普段は二匹飼っていた。どの犬も仔犬、または1~2歳位でシェルターからもらって来たのだけど、どの子も若いころは元気に庭中を駆け回り、庭の芝生を根こそぎダメにした。そして、そのうちの数匹は土を掘るのも大好きで、庭のそこら中に穴を掘った。穴掘り用の砂場を用意したこともあるのだけど、砂場には全く掘らず、他の場所にばかり穴を掘っていた。

 

そういう経験があるので、今では、庭は犬の部屋(家じゅうで一番広いスペースを占めている)となり、犬が駆け回っても、死なないようにと、芝生を人工芝にして(人工芝だと穴も掘れない)庭には、齧られてはいけないものは置かないようにしてきた。そんな庭でも、だだっ広い人工芝だけでは、流石に素気がないだろうと、数年前に、庭の一角に木々を植えた。しかし、植物を殺すのが得意なわが手に掛かった木々の幾つかは、成長が悪かったり、枯れてしまったりしていた。

 

そんな、中の一つがライムの木で、植木屋さんに植えてもらった時は、身長1メートルくらいで、幹は細目だったけれど、それなりにしっかりしたものだったのだけど、家の庭に植えて以来、全く成長しないし、葉は全て落ちて、新しい葉は出てこないし、枝の先っぽなどはカラカラになっていた。隣に植えたオレンジの木も似たような感じだったのだけど、根元の方から新しい葉というか枝が生え始めたので、ライムも、死んではいない可能性もあるかもしれないと、そのままにしておいた。

 

それが、数日前に庭の人工芝を掃除(水を撒く)をしていると、枯れているように見えていたライムの木が根っこ(地上に出ている部分)から、綺麗になくなっている。

全く何も植わっていなかった、むき出しの地面がでていたのだけど、全く違和感がないのだけど、よくよく思い返してみると、そこにはライムの木があったはず。そういえば、ここ一か月ほどに数回預かったレモンという名のゴールデンリトリーバーが、庭でよく枝を噛んでいた。どこから、枯れ木を拾って来たのかの思っていたのだけど、多分、ライムの木を齧って、すっかりと刈り取ってしまったのだろう。

 

家のライムの木は、レモンに食べられてしまった。