美味しいインド料理のビュッフェがあるというので、友人たちと出掛けたのは金曜日のランチ時だった。私は、元々大食いの質で、今回のビュッフェでは、三大皿(そして、別に出されたナン)食べてしまった(ちなみに、一人の友人は私より大食いで、大皿三皿、小皿二皿をたいらげていた)最近の私は年を取ったのか、あまり量を食べなくなってきているのだけど、その日は、旦那が夜に外出するとのことだったので、一人でご飯を食べるのが面倒だったので、夕食を取らなくても良いようにと多めの昼食にしたのだった。しかし、夕食を食べないつもりでいたのだけど、夜一人でテレビを見ながら、スナックをつまみ、こんな暴飲のせいで、少々胃もたれを起こしてしまった。
そして、翌日の土曜日に、ゆっくりと眠って昼前に起きてみるとまだ、胃もたれ気味が続いていた。そして、起きて少しすると、週末でも週日と変わらない時間に起床している旦那が、ランチを食べに行こうという。我が家の週末は、お昼ご飯を作るのは面倒なので、昼食は外食することが多いので、いつものルーチンなのだけど、もたれ気味の胃では食欲がなく、軽めの物がある日本食レストランへ行くことになった。胃がもたれているので、食事を抜くという選択もあるのだけど、私は胃がもたれの為、食事を抜くと胃もたれは結構長く続き、軽くお腹に入れたほうが胃もたれが直る。
そのお店は、居酒屋タイプの色々な料理を出すレストランで、壁には、普通の紙に手書きで「本日のおすすめ品」が張ってある。その日は「夏のそば」特集のようで、とろろそばとか、鴨南蛮そばなどの張り紙があった。冷たいお蕎麦なら、もたれた胃にもちょうどよいだろうと、とろろそばを頼むことにした。旦那は、鍋焼きうどんを頼んだのだけど、何故か鍋焼きうどんが出せれても、とろろそばは来ない。もしかしたら、そばをこねるところかやっているのか(それは冗談にしても)と思っていると、テーブルに近づいてくるウェイトレスさんの手にはラーメンの丼のようなものを持っている。
そして、私の目前に置かれたのは
なんだか、ラーメンの出来損ないのようなものだった。
おつゆは、お蕎麦のおつゆで、入っている麺は、乾燥そば麺を茹でたものだったし、ちょっぴり(左上の白い塊)とろろは入っていたけれど、なると(半分凍っていた)や天かすは、いかにも「ラーメンを蕎麦にしました」という感じ。そして、梅干し。胃もたれ持ちの私にはありがたかったけれど、お蕎麦の上に乗せるトッピングではない気がする。そして、この梅干しの種は、親切にも取られていた。多分、種があると、梅干しを食べなれないアメリカ人は、種を噛んで歯をかけさせたり、種を飲み込んでしまうのではないだろうか。
このレストランのオーナーは日本人だったはずだけど、こんな変な「日本食」を出すようになってしまったのかと、少々悲しかった。
ちなみに、胃もたれの方は、お蕎麦を食べた後、しっかりと治ってくれた。
