私は、アマチュアオーケストラのリハーサルには、開始時間より少々前に行っているのだけど、私より早く会場についている人も数人いて、私が到着するまでに椅子や譜面台の設置が80%くらいは終わっていることが多い。
しかし、先日、弦楽器だけのリハーサルの時に、いつも通りの時間にリハーサル会場に入ると、指揮者の先生とコンマスさんだけしかおらず、二人は打ち合わせ中。椅子と譜面台の設置が全くしていなかった。
そこで、早速、椅子を並べることにした。我々のオケでは、第一バイオリンが6~8人ほど、第二バイオリンが6人、ビオラも6人ほど、チェロは6~8人という少人数だし、私が椅子ならべを始めたころには、もう一人、二人と団員が到着して、一緒に椅子ならべをしたので、直ぐに終わり、譜面台を並べる運びになった。
我々が使っている会場では、譜面台はキャスターのついた鉄製のラックに乗っていて、このラックを動かすのには、少々スキルがいる。ちょっと重さがあるので、力を入れて押すと、行きたい方向とは違う方向に転がって行ってしまったり、押す力がちょっと強すぎると、動き出したラックを出すと止めるのに苦労したりする。
四苦八苦しながら、ラックを引きずり出してきて、駐車。そこまでは良かったのだけど、ラックに乗っている譜面台を取り出そうとしたら、ラックの下の方に突き出ていた鉄の棒に脛をぶつけてしまった。
ぶつけた時は「あっぶつけちゃった」と思った程度だったのだけど、一秒後くらいから、どんどん痛くなり、足を引きずらないと歩けないくらいになってしまった。いたみの方は数分で引いてきて、ガンガンと痛いから、ドーンと痛い位に静まってきた。しかし、脛を見ると、出血などはしていないのだけど、赤くなり、すこし膨らんでいた。
私は、どんくさいので、自分の体を色々なところに、よくぶつけるのだけど、こぶが出来たことは、子供の時以来ではないかと思うくらいで、とても珍しい。そして、このこぶは、時間が経つとともに大きくなっていった。なんだか、漫画などで、こぶがぷーと膨らんでいくのと同じ様に思えて、痛いと言いながら、笑ってしまった。