本年度(アメリカの学校に合わせて9月~8月)から、ピアノ教室の発表会を年に二回行うことにした。今まで年に一度行って来たリサイタルでは、一人の生徒につき、ソロを一曲、連弾を一曲で、しっかり暗譜をさせている。でも、発表会の為にしっかりと準備をさせるとなると、どうしても普段のレッスンで取り組んでいる曲の進みが遅くなる。年に二度、同じような発表会をすると、発表会の曲だけ取り組んでいる(それでも悪くないのかもしれないけど)生徒が多発する模様なので、今年度から追加した秋の発表会は「Informal」とし、もちろん暗譜はしなくても良いし、仕上がっていない練習中の曲でもOK、歓談の時間も設けた弾き合い会のような感じで進めようと思った。それに、ちゃんとした発表会をするとなると、私自身の講師演奏の方が追い付かないという問題もあった。
 
気軽な弾き合い会だから、服装も普段着でOK。一人一人のレッスンの時に、発表曲は一応決めたけれど、当日になって、気が変わって他の曲を弾きたくなったらそれでも良いとは言っておいた。また、リサイタルホールの枠は2時間なので、一人一曲づつだと時間が余るだろう。そうなったら二曲目も弾く方向で進めていた。
 
私も、何か一曲は弾いたほうが良いだろうと思っていたけれど、あまり練習しないでも、どうにか形になりそうなポップス曲にするつもりでいた。しかし、新しいアンサンブル仲間とバイオリン(私)とピアノのデュエットに取り組んできたのだけど、その友人に「折角練習しているのだから、発表の場があるとよいよね」などと持ち掛けられ、ついつい「じゃあ、私のピアノ教室の発表会で弾いてしまいましょうか」などと言ってしまった。
 
さて、リサイタルの当日は、私は会場のセットアップなどもあるので、早めに会場入り。セットアップで一番重要だったのが、バイオリンの調弦。開放弦を二本づつ弾いて耳で聞いてする調弦に、まだまだ自信が持てない私にとっては、自分の演奏で舞台に上がってから調弦するなんて出来ないと、友人にも開演の20分くらい前には会場に来てもらうよう伝えた。しかし、開演の5分から10分前くらいに到着してくださいと頼んでいた生徒たちが続々来ても、友人は現れない。これはバイオリン演奏はなしだなと思ったけれど(ピアノ曲も一曲弾くつもりで準備はしたので格好はつく)一応調弦だけは一人で済ませておいた。何かあったのかと思うけれど、連絡もない。開演時間になっても友人は来ない。始めの挨拶をしていると、ずいぶん遅刻で友人が到着した。
 
発表会では、子供たちは皆、とてもよく演奏できたと思う。ただ、Informalだからと舞台に上がってからの段取り(お辞儀、椅子には後から回って座り、終わったらまたお辞儀)については指導をしていなかったので、舞台にササっと上って、あれよあれよと言いう間に弾きだしてしまう子が多発。弾き終わっても、ササっと舞台から降りてしまう。専属カメラマン(旦那)には「直ぐに弾きだしたから、ビデオを回すのが遅れて、最初の方が切れてしまった子が何人かいた」と苦情を受けた。私たち、発表会慣れした人たちにとっては、演奏前後にお辞儀をしたり、椅子に座ったら一息ついてから弾き始めたりするのは常識だけど、子供たちにはきちんと教えないといけないと、反省した。
 
さて、私の演奏はというと、、「何とも刺激的」と旦那がいう、そのものだった。
 
まず、ピアノ伴奏と弾いたアベマリア。緊張していたわけではないのに、弓がギギギーと音を立てまくり、全く音楽の演奏ではない(自分ではギギギーが聞こえていたけど、そんなに観客には分からないのではないかと思ったけれど、動画を聞き直し、しっかり聞こえるとがっかり落胆😞)その上「伴奏に合わせて音程取るから大丈夫」とか言っていたにも関わらず、全体的に音程が微妙。ちゃんと音程を取れて響かせることが出来た音は、一曲中2音位。散々だ。

 

 

タンゴにしたピアノソロ曲は、まだましだった。生徒たちは、クラシックとポップス(サントラ)等だったので、少々違う趣向の物を弾きたかった。発表会二週間前になって「そういえば、曲すら選んでいない」と、焼き付けの練習しかしていなかったので、途中で総崩れしてしまった。他にもミスタッチはボロボロ。まあ、ミスタッチの方は、曲を聞いたこともなくて、楽譜も見たことの無い人達からみれば「こういう曲なのだろう」と言うレベルなので、良しとした。音楽評価に辛い旦那に言わせても「弾いたで中は一番上手かった」とのことなので、どうにか体面は保たてたと期待したい。