私の入っているアマオケでは、6月初めの公演の後は夏休みとなった。昨年までは、夏は三か月丸々休みで、全く何もしなかったらしいけど、今年からは、夏学期として、公演会では弾かないけど、簡単めな曲を初見で弾く集まりをすることになったので、今年の夏休みは一か月ほどと短くなった。いつも、オケの曲は難しくて、そちらに練習時間を取られ、レッスンの課題をこなせきれなかったりしていたので、夏休みの一か月はレッスン曲に結構まじめに取り組んでいた。

 

オケの練習のある日の、私の普段のスケジュールは、起床後ジムのフィットネスクラスに行き、帰宅してシャワーを浴びたら、早めの昼食、お昼頃にバイオリンかチェロのレッスン(どちらも隔週で交互に受けている)レッスンから帰宅して一息ついたら、ピアノのレッスンを4人立て続けにこなし、手のかからない夕食をササっと食べてオーケストラのリハーサルに行くというものだったのだけど、オーケストラのない期間は何となくのんびりしていた。

 

そして、オケの練習が再開するという週の初めに「今週はオケの練習が始まるから、また忙しくなるな」なんて思っていた。しかし、ピアノの生徒の一人がお休みすることになり「そんなでもないか、ちょっとはゆっくりできるかも」なんて思っていた。

 

そして、当日、起床後直ぐにジムに向かうと、フィットネスクラスが始まる時間だというのに、部屋が暗い。どうなっているのだろうと部屋に入ろうとしたら、近くにいたおばさんに「今日のクラスはキャンセルですかね」と声を掛けられた。クラスのスケジュールはジムのアプリで随時アップデートされているので、チェックすると「キャンセル」と出ている。先生がぎっくり腰だかになったそうだ。

 

私はフィットネスクラス以外のことはジムではしないので帰宅、折角時間が出来たので、ワンコのお散歩やお庭の手入れなどをした後に、シャワーを浴びすっきり。朝のバラエティー番組を見ながら、昼ご飯をゆっくりと食べていた。そして、はたと手元のスマホをみると、バイオリンの先生から「今日のレッスンは来るのですか」とショートメイルが入っている。すっかり忘れていて、気が付いた時間はレッスン終了予定時刻の15分前ほどだった。ノーショウになってしまったけど、ダメもとでスケジュールしなおしを言い出してみたら、予定に入っていなかった翌週に来なさいということになった。

 

ピアノのレッスンは問題なく終わり、オーケストラのリハーサルに向かう。私は、リハーサル開始時間ちょうどくらいに到着することが多くて、この日も同様だった。でも、駐車場に入ると、他のオケメンバーの方が沢山、外(ビルの前)で群がっているのがわかる。なんでも、学校側の手違いで、使用する部屋の鍵を開けてくれる人が来ていなくて、待っていたそうだ。でも、オケの練習は午後7時からなので、学校のスタッフは皆帰宅後で、こういう事態に対応するという人、何人かに電話を掛けたらしいけど、誰も来ない。結局、15分から20分ほど外で待機した後、解散となった。

 

「今日は3度のキャンセルかぁ、3度目の正直だったら、3つ目はキャンセルにならないってことなんだけど」なんて思いながら帰宅した。