2週間に一度通っているチェロレッスンの前回のレッスンは、先生の都合でお休みとなった。一か月後に行った最後のレッスンの後は「今から練習しても忘れてしまうし」とチェロの練習を後回しにしていたら、あっという間に一か月過ぎてしまった。

 

レッスンの一週間前くらいから、練習をしていないと焦り始めたけれど、結局練習に手を付けることが出来たのはレッスンの2~3日前だった。久々にチェロに触ったので、右手の動き(弓の曳き方)も左手の動き(音程取り)も、最初からやり直す感じで、やっと宿題にたどり着いた。

 

今回の宿題はヘ長調の音階と二短調の音階と思い練習して行ったら、先生は同じ主音の長調と短調をやるので、二短調は宿題ではなかったと思うというではないか。そういえば、前回のレッスンの後ヘ長調とヘ短調を練習して、ヘ短調では#の数が多くて、こんな難しいのが宿題だったわけはないと、ヘ長調と同じ♭一つの二短調も宿題だと思い込んでいたらしい。レッスンで始め弾いた時は、音程が少々狂ったのだけど弾き直して、無事合格。次はイ長調とイ短調が宿題となった。

 

そして、シュローダー教本のエチュードの二曲も無事合格。一曲は八分音符を二つスラーで弾く移弦の練習で、家で練習をしていたた時に、二つの八分音符の音の長さが均一ではないのに気が付いた。問題は「弓の下半分を使うこと」という指示で、半分をすぎないように二つ目の音で調節しようとしていたため、二つ目の音が短くなり、すると次のセットはもっと短い量の弓で弾かなくてはとなり、二つの八分音符のはずが、八分音符と十六分音符の組み合わせになってしまっていた。弓は半分以上にっても良いから、それぞれの音に均等に使うこと、アップボウの時はしっかりフロッグまで戻ることを意識したら、問題は解決した。二曲目のエチュードは前に練習したことがある曲で、その時は、なんだか変な音がすると思っていたけど、今の先生にばっちり弓の曳き方を教えてもらったので、それを実践して、きちんとまとまりのある弾き方が出来る様になった。

 

曲の宿題は、鈴木教本から、バッハのミューゼット。この曲は、独学でチェロをやっている時にやった曲だけど、何となく変な音がする曲だった。しかし、弓をしっかりと動かして、弓圧を調節するとチェロらしい音が鳴るようになった。

 

 

「綺麗にまとまっている」とのことで、こちらも合格。でも、何か質問やコメントはと聞かれたので「ミューゼットという種類の曲の特徴ってなんでしょう」と聞くと、先生も考えたことがなかったという。ネット検索すると、フランス語でバグパイプのことをミューゼットと呼ぶと出るそうだけど「この曲はバグパイプっぽくない」と言っていた先生。しかし、折角綺麗に纏まったから、デュエットしましょうと、セコンドと楽譜を出した先生は、セコンドがバグパイプの旋律を出していることを発見して、問題解決の運びになった。

 

レッスン前の練習不足に焦ったけれど、宿題は全部合格の💮のレッスンだった。