日本では和製英語が沢山出回っている。当たり前だけど、日本にいた時は、全く気にならなかったけど、在米歴が長くなり、それも、長いこと日本人社会とはあまり接点がない生活をしていたら、和製英語のおかしさや、気持ち悪さがよくわかるようになった。例えば、先日、旦那と和製英語のことで話している時、彼は「シュークリームは美味しい」という、それが私の頭の中で「Shoe Creamを食べる」と変換され、本当に靴磨き用クリームを食べたような感覚になり、気分が悪くなってしまった。

 

先日、日系の100均に買い物に行った。この100均では扱っているものは殆ど日本のお店に置いてある自社製品で、パッケージや表記なども日本と同じままのものが売られている。お店の中をぶらぶらしていて見つけたのが、アルファベットの絵柄が付いているエプロン。

 

エプロン(タイポ柄、58cm×70cm) - ダイソーネットストア【公式】 (daisonet.com)

 

売り場では、エプロンは長方形に畳まれ、パッケージには商品名が書いてある。その商品名で最初に目に留まったのが「タイポ柄」という表記。英語でもTypoという言葉はあるけれど(印刷物などの)スペルミスのことを指すので「タイポ柄」というのは、わざとスペルミス(英語でいう時はMis-Spellingだから、これも和製英語かも)をして書いてあるのを柄にしているのかと思い「どんなタイポがあるの?!」と柄になってるアルファベットを読もうとした。

 

ただ、柄になっていたのはフランス語らしく、フランス語の学士号を持っているのにかかわらず、本当にTypoがあるのかはわからなった。でも、多分、わざとTypoを入れた柄ではなかったと思う。パッケージの「タイポ柄」の下に、少々小さな字で「Typographic」柄だと書いてあった。このTypographicをカタカナ表記にした時に、省略して「タイポ」にしてしまったのだろう。

 

あぁ、これも和製英語かと、少々苦笑いしながら売り場を後にした。