3~4か月くらい前に、バイオリンの練習で左手の人差し指を酷使してしまい、ばね指の症状が出てしまった。指を曲げるのが大変で、指を曲げたり伸ばしたりするときに「カクカク」という感覚があった。

 

一年とか一年前に同じ症状が出てきたときは、ハンドセラピーなるものをやってみたけど、やることといえば、電気毛布で温めてからのストレッチのみで、症状の回復もとてもゆっくりだったし、最初の一回のセッションで習ったストレッチ以外に新しく習うものはなかったので、今回は自分でヒートパッドを使って温めたり、ストレッチをしたりしていたけれど、劇的に症状が回復することはなかった。

 

そこで、家には使いあまった鍼(前に自分で家で鍼治療をした)があるので、その鍼を使って、また自分で鍼治療をしようと、ネットでばね指に良いツボなどを探したら、ばね指には鍼よりお灸の方が良いという情報をキャッチした。そして、家庭用のお灸を探してみると、日本の製品がアメリカの密林サイトで買えることが判明。さっそく購入した。

 

指を使った後はアイシング、そして、ちょこちょことヒートパッドで温め、一日に一度のお灸をすると、症状が劇的に良くなった。私の場合は、アイシングをするのを忘れると症状の回復度が低く、ヒーティングを忘れても回復度にそれほど変化はないので、それ以来は、夜お風呂に入る前にアイシングで指や手をキンキンに冷やし、お風呂で温めて、ストレッチ、入浴後はお灸というルーチンにすると、症状は殆ど表面化しないようになった。

 

お灸は、最初の印象と違い「あちち、、」となることは殆どなかったけれど、じわりと温まるくらいでも効果はありますとのことだったので、そのまま使用していた。それでも、体がお灸の温度に慣れてくるに従い、効力が落ちてくる感じがあったので、もう少し熱いお灸に変えてみた。

 

 

最初に使った時は、熱すぎて火傷をするのではと思えたくらいなので、お灸の火が消えないうちに外さないといけなかったけれど、翌朝の指の具合はそれ以前より段違いに良かった。普通タイプのお灸の時は、痛みや、カクカクという感触はなくなったけれど、寝起き時は指の曲がりが悪く、顔を洗いながらお湯で温め、マッサージをしないといけなかったけれど、熱いお灸にしたら、症状が殆ど出ずに毎日を過ごすことが出来る。今では、偶に寝起き時に指が曲がりづらいかもということがあるくらいで、それ以外の時は、ばね指のことを忘れて、アイシングやヒーティング、はたまた夜のお灸まで忘れてしまいそうになるほどに回復した。お灸の温度は、効果にあまり関係ないというような書かれ方だったけれど、熱いお灸の方が、やはり効果が高いようだ。