バイオリンのサブ先生のK先生とのレッスン第一回目を受けた。それは、私が想像していたより、良い意味できっちりとしたレッスンだった。

 

前回の体験レッスンで、幾つか宿題が出ていて、私の理解では①第四ポジションの音を使って、ビブラートの練習と②ビブラート実践の為に篠崎教本にある、三ポジを沢山使ったアベマリアで、兎に角長い音にはビブラートをかける、ということだと思っていた。

 

しかし、レッスンが始まって先生の第一声は「(篠崎教本の)4ポジのエチュードをG線から」だった。4ポジのエチュードはビブラートの練習の為に使っているのだと思った私は、とりあえず、とっつきやすいD線とA線で1,2,3の指のみでビブラートの練習をしていた(4は難しくて出来なかった)ので、その旨伝えると、ビブラートなしで最初はひいてほしいという。ビブラートなしなら、G線もできそうですと、本にある通りのエチュードを弾く。そして、D線、A線、E線とエチュードを弾く。先生からは「最初の音さえ取れれば(ここがミソ(笑)後の音程はきちんと取れている」とのことで「この先、4ポジ、〇ポジ(忘れた)×ポジ、をやって、最後に2ポジをやりましょう」というではないか。対面のS先生は曲でポジションが出てくると「ここは〇ポジでしょ」「やったことないです」という会話が出るのがしばしば、ちょっと行き当たりばったりなので、きちんとポジションを基礎として学ぶのは私としても願ったり、叶ったり。次回に向けては、4ポジの次のエチュードが宿題となった。

 

そして、私が持っていると言っていたゴラのビブラート教本が手物に届き、予習をしてくださっていたようで「とてもよく形態づけてビブラートの練習法を紹介しているので、こちらの教本も使っていきましょう」とのこと。実際にビブラートを弾く前の準備運動を一緒に見て、練習の度(特にビブラートを弾く練習の前)にやるようにと指示を受けた。

 

最後にアベマリアを一度弾くと、ビブラートの以前の弓の使い方が気になったようで「ビブラートをかけなくても、きれいに聞かせられるようにしましょう」と言われてしまったショボーン最初に言われたのが弓をたっぷり使うこと。S先生とやっている曲はテンポが速かったりして「そんなに弓を使ってたら間に合わない、もっと少なくてよい」と言われることがよくあり、最近は弓をたっぷり使うことが頭の中から消えていた。先日のアマオケの動画でも、私は他の人たちより弓を使う量が少ないと気づいたし、特にアベマリアの様にゆったりと優雅に聞かせる曲は、弓をたっぷり、弓を返すところを聞いている人に気が付かれないように滑らかに使うのが重要と言われた。そこで、弓の使い方を一度おさらいして、今回のレッスンは終了となった。

 

30分のレッスンだったけれど、とても内容が濃くて色々学べた。K先生となら色々と学べると、K先生一筋でもよい気がするけれど、やっぱり対面レッスンも今の私には必要な気がする。当分は二先生体制で行こうと思う。