私の入っているアマオケのリハーサルは、週に一度あるけれど、二週間ほど前に公演があったので、次の週のリハーサルはお休みだった。その間に練習が出来るようにと、先生は公演直後に次の公演で弾く四曲の楽譜を送ってくれた。
 
早く練習に取り組まないと、追い付けない(練習しても追い付けないけど)ので、直ぐに練習を始めたかったのだけど、指の具合が悪くて、バイオリンの練習は余りできなかった。その間は、楽譜の勉強をしていたのだけど、次のリハーサルも近くなり。指の具合も回復してきたので、練習を開始する事にした。
 

練習時間は、余り取れなかったのだけど、次のリハーサルが近づき、先生から「今週のりはーさるでは、、、」というメイルが届いた。そのメイルには、次のリハーサルで練習する曲の順番が示されていて、四曲だと思っていた次の公演の曲が五曲に増えている。もしかしたら、前に楽譜が送られてきた時に見落としていたのかもしれないけど。
 
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ作曲の「『富める人とラザロ』の5つの異版」という曲で、楽譜を見てみるとテーマ(主題)と5つのバリエーションがある。それぞれはそんなに長くないし、それほど難しくないかなと思い、演奏を聞いてみると
 

 

綺麗で素敵な曲だけど、全てのバリエーションを続けて演奏していて、それぞれのバリエーションで拍子や調が変わるので、後から後からと変化させないといけないのが難しい。演奏を聞きながら自分の第二バイオリンの楽譜を目で追ったけれど、途中で分からなくなってしまった。全パートのスコアを見ながら勉強する時間はなかったので、そのままリハーサルに向かう。

 

リハーサルでこの曲に取り組んだのは最後だったけれど「え?五曲目があるの?」と言っている方が何人もいた。私も「そうなのよ、私もほんの2~3日前に気が付いた」と言っていた。

 

それにしても、二か月で5曲を仕上げようなんて、すごい強気のプログラムだと思う。幸い、楽譜をさらった限りだと第二バイオリンはそんなに技巧の凝った演奏もないし、ある一楽章などは、二つ三つの音でひたすら拍を取るという、タイミングさえわかってしまえば練習はそんなにしなくてよいものもあり、少々安心している。