私がバイオリンを習っているS先生と合同という形で予定しているピアノ教室の発表会では、参加費のことでひと悶着あった。

そして、生徒たちへのギフトについてもまたひと悶着あった。

 

昨年は、S先生の提案にもとづいて、二本のお花のブーケを配った。私は、今年も同じようにお花を手配するつもりでいた、しかし、参加費を少なく取りたいというS先生は「花は高いから、ちょっとお菓子でも配ればよいじゃん」と言い出した。私はお菓子はちょっと、、、と思っていたけれど、決めかねていた。そこに、S先生が新しいく提案をしてきたのはバイオリンのデザインの入った小物だった。それは可愛いのだけれども、私の生徒にバイオリンのデザインが入った小物は、あまりよくないだろうと、同じ小物でピアノのデザインを入ったものを探した。でも、見つからなかった。

 

その旨をS先生に伝えると、ピアノのデザインのものもあるよと知らせてきた。しかし、お値段の方がバイオリンのデザインは10ドルほど、ピアノの方は(需要が高いのか)20ドルと倍のお値段がする。そして、このお値段に消費税(のようなもの)が掛かり、送料もかかる。20ドルの参加費を丸まる使ってしまい、プログラムの印刷代などの諸経費は持ち出しになる。

 

ちょっと(というか凄く)予算オーバーだと伝えると「ピアノ教室の生徒たちからもう少し多く参加費を取ればよいでしょ」と言ってくる。自分のお教室の生徒たちの参加費は20ドルでなくて15ドルに下げさせた後に、私の生徒たちからはもっと取れという、あまりの言い草に「You gotta be kidding me(冗談でしょ)!」と口に出てしまった。

 

S先生は結構自己中心的なところがある人だと思っていたけど、本当に信じられない。この怒りを旦那に伝えると「(世界でも自己中心的でマナーを知らないと評判のある)○○人なんてそんなもんだよ。(こちらのことを考えろと)期待する方が間違っている」と帰ってきた。確かにそうなのだけど。

 

他の物を提案しても、どうしてもその小物を記念品にしたいS先生。結局、それぞれ、自分たちの生徒たちへのギフトはそれぞれ手配することで折り合いをつけた。