私の入っているアマオケでは、毎週のリハーサルの前に、指揮者の先生から、リハーサルで練習する曲やその他の注意事項などがメイルされてくる。アマオケの公演が数日後に迫り、公演前最後のリハーサルについての連絡がきた。
メイルの件名には「Dress Rehearsal」とある。名前からして、これは当日の衣装合わせも兼ねたリハーサルなのだと思ったけど、メイルの本文には衣装を着てくるようには指示がなく、現在のアマオケでは二か月ほど後輩だけど、他のアマオケでの経験がある友人にラインで確認を取ってみた。アメリカ赴任は一年目の友人はDress Rehearsalという言葉は聞いたことがなかったようで、わざわざ調べて「オーケストラでDress Rehearsalと言うときは、衣装合わせはしない。コンサート直前のリハーサルのことで、プログラムを通しでさらい、最終調整を行う」ものだと知らせてくれた。しかし、メイルに書かれていた、リハーサルで曲をさらう順番はプログラムに書かれていたものと違う。順番がちがうけど、順番が変更になったのかな、なんて、話しながらリーサルに参加した。
リハーサルで演奏を始める前に、先生から公演当日の集合場所、時間、注意事項などを伝達、何か質問はありませんかと聞かれたところで友人は「当日のプログラムの曲の順番はどうなるのでしょうか」と質問した。先生の答えは事前にもらっていたプログラムと同じだった。そして、実際にリハーサルに入ると、最終調整をしてはいるのだけど、いつものリハーサルと全く変わらない。
今回の公演では四曲演奏することになっていて、二曲はフルオーケストラで演奏、一曲は管楽器が少々抜けた編成になり、残りの一曲のモーツアルトのバイオリン協奏曲では、さらに管楽器が抜ける。毎回のリハーサルではこの順番で練習してきていて、管楽器の奏者たちは弦楽器奏者たちより先に、順番に帰宅していた。プログラムの順番でリハーサルを行うと、多くの管楽器の人たちを待機させていないといけなくなるので、人数の多い曲から少ない曲にリハーサルの曲の順番を決めていたのだろう。
リハーサルの曲の順番の謎は解けたけど、いつもと同じリハーサルをあえてDress Rehearsalと呼んだ謎は解けないままである。