今年一月に入団したアマチュアオーケストラの公演まで、あと数日となった。
 
入団直後から、ちゃんと楽譜通りに弾けるわけがないと、ブロ友さん達からのアドバイスに従い、拍の頭の音だけ、ボーイングをそろえて弾くと決め、そのように練習をしてきた。(拍の頭の音だけでも、その弾き方でちゃんと練習しないとついていけなかった。)前回のリハーサルでは、つっかえてしまったところも多々あったけど、どうにか楽譜を目で追って、入れるところから入り、曲の最後はあたかもずっと弾いていたような顔をして皆と一緒に弾き終えることが出来、ボーと座りながら「どこ弾いているんだろう?」と思うことはなかった。公演本番でも、この調子でいけたら、自分的には合格だと思っている。
 
公演が近づきつつあった、今月の初め頃に公演での服装についての話があり、女性も男性も黒一色の衣装と決まった。私は明るい、派手な洋服が好みなので、黒い服というのは殆ど持っていなくて、黒一色の衣装と言うと、ピアノの発表会用の七分袖のワンピース一着のみだけど、上下セパレートにすると、黒一色のズボンや長めのスカートと、黒一色の収縮性に富む上着もある。そこで、この上着の下に着れる黒のTシャツかタンクトップを購入することにした。
 
普段、衣服を買っているお店を何件か回るけれど、タンクトップは胸倉の開きが大きいものばかりで、Tシャツはどれもこれも正面真ん中にブランド名とかが、でかでかと書いてあったりするものばかり。黒一色の物があっても、肩のあたりに飾りボタンとか、布を結んだようなデザインの物で、バイオリンを弾くには適さない。どこのお店でも同じような商品ばかりで、ネットで見てもめぼしいものは見つからない。
 
今回の講演会は一張羅のワンピースにしようと思っていたけれど、他の買い物に出たついでに近くにあったお店に入ってみると、なんと、黒一色の七分袖のシャツ(それも収縮性のある生地で出来ているので楽器を弾くのには便利)とノースリーブのシャツが見つかった。
 

 
 
七分袖の方は日本円にして1500円ほどで、ノースリーブの方は、明らかに使用されている布の量が少ないのにも関わらず2500円ほど。ノースリーブはカルバンクラインなので、旦那曰く「デザイン料金の分だけ、お値段が高いのだろう。」
 
これで、発表会、演奏会で、いつも一張羅のワンピースを着ているという状況は脱却できそうだ。