新しい先生との初チェロレッスンでは、主にチェロの構え方、弓の曳き方、音程を取る左手での弦の押え方を習った。初のレッスンの宿題は、開放弦で弓の曳き方を練習すること、ハ長調の二オクターブの音階と短いエチュードを二曲だった。

 

開放弦では弓の曳き方に慣れてきたように感じるけれど、まだまだ腕や手の正しい動かし方を意識しないといけない。音程を取ろうと左手をつけると、弓の右手がおろそかになる。音並びは簡単なエチュードも左手の動きや音程に気を取られ、弓の方がおろそかになってしまうので、とにかく、正しい弓の曳き方を体に覚えこませるのが最初と、開放弦で何度も何度も繰り返す。

 

少々慣れてきたかなというところで、ハ長調の音階を練習に加えた。私は左手(指)が寝てしまう悪い癖があり、左手の正しい形を保とうと集中的に意識をする。しかし、音が移ったり、音程がずれて調節したりすると、形が崩れてしまう。そして、そのうち、右腕に違和感が出て、音質がおかしくなってきた。つまり、右腕が正しい動きをしていなくなってしまっている。

 

指を置く位置、左手の形、左腕の角度、弓の持ち方、右腕の動かし方と、それぞれ均等に意識が行くように、ひたすら音階練習を繰り返すこと20~30分。

 

 

それでも、音があちこちに飛ぶエチュードはまだ弾けるような気がしない。

 

でも音階練習が楽にできる楽にできる様になれば、簡単な音の動きのエチュードは過ぎに弾けるだろうという展望もあるし、もしできなくても「音階練習で費やして、エチュードは出来てません」と次回のレッスンに行ってもよいかと思っている。音階ができないのに、曲をするのは本末転倒だと思うので。