2024年初のバイオリンレッスンに行ってきた。昨年の12月は2回のレッスンを予定していたのだけど、一回目と二回目の間の二週間で一時間ほどしか練習が出来なかった。レッスンに行って「練習できなかったので、弾けてません」と言っても良いかとも思ったけど、一応レッスン前に、先生に練習できてない旨連絡して、行ったほうが良いか、延期したほうが良いかをうかがうと、延期しましょうということになった。そのため、昨年最後のレッスンから一か月後に今年初レッスンとなった。

 

しかし、延期したレッスン後の2週間でも、思うように練習が出来ず「練習時間を取るために延期してもらってにも関わらず、あまり進歩してない」という出来栄えだった。でも、また延期というのも気が引けるので、レッスンに行く。

 

最初の課題はト長調での三度の重音(G線でド♯とD線でミ、およびD線でソ♯とA線でシ、そして、レとファ♯とラとド♯で行き来する。)この左手の形が難しい。キャンセルレッスンの前は、行き来が出来なくて、移動するたびにいちいち一音づつ音程を確かめて弾いていたけど、今回はしどろもどろだけど二つの重音で行き来ができる様になった。しかし、左手はこわばっているし、左手に注意が集中して、キーという酷い音が混じる。前に他の調で三度の重音をやった時も同じ弓の問題があった。さて、2024年初レッスンで、練習してきた(ところまでの)ことを披露すると(キーキーと耳障りな音が多発するけど)「Not Bad(悪くない)」とのコメント。私の先生は点が辛いので、Not Badは「いいじゃん」くらいの誉め言葉。耳障りなキーキー音はどうしたらなくなるかを聞くと、今度は弓ではなく、下の弦を弾く指が上の弦に触れてしまっているからではということになり「そういう時は、上の弦をちょっと手前(掌側)に引っ張ると、触る確率が減るよ」とのことで、そうしてみると、見事にキーキー音が減った。音程自体は心配したほど外れてないようで、重音の課題は合格となった。

 

次に取り掛かったのがカイザー19番でこちらはスピッカートに繋げるための。細かく弓を動かす練習。音を間違えたりするところはあったけど、特に大きなNGはなく、こちらも「Not Bad」そして「いや、Good」と格上げしてくれた。ただ弓圧がまだ弱いらしい。それと同時に弓の持ちかたも見直した。私の持ち方は少々悪い癖がついていて、弾いているうちに右手、指がこわばってしまう。それを柔らかく使うための弓の持ち方の留意点を幾つか教えてもらった。19番の後半は少々違うパターンの弓使いの練習になる。今度はそちらも含めて練習するのが宿題となった。

 

最後は、課題曲の「少年の為のパガニーニ、幻想曲」(私の勝手な訳)で、こちらは四部に分かれているものを最終的にすべて繋げて弾くところまで来ていた。ブランクがちらほらある練習では、前の練習で出来る様になったと思ったところが、次の練習で、また出来なくなったりで、フラストレーションが溜まっていた。弾けないところはそこだけ部分練習するのだけど、通すとまだ躓いたり、ブランクから戻ると元の木阿弥になっていたり。練習の質の問題なのか量の問題なのか自分では判断できなかったので、その旨を尋ねると、練習方法としては間違っていないので、量の問題だろうという結論に達した。自分でも思うように練習時間が取れていない自覚はあるので「量の問題なら、反復練習をするしかないですね」という所に落ち着いた。

 

しかし、実際に一度弾いてみると自分でも驚くくらいにスムーズに弾ける。私自身驚いていると「not bad ... acutally good」と、こちらもお褒めの言葉を頂いた。細かいアーティキュレーションや調や拍が変わる部同士の繋げ方などについて教わり、ッ最終調整に入ることになった。

 

レッスン前に、進歩状況を見るために、練習動画を撮影しておきたかったのだけど、時間がなくてできなかったので、レッスンから帰ってきてから、動画撮影してみた。

 

 

聞き直してみると、思った以上に音程がが外れている。それに左手がこわばる。一度弾くくらいならよいけど、時間をかけて練習すると左手首が痛いくらい。こちらも原因ははっきりしていて、指を開かなければいけない時に手首を前に押し出してしまう悪い癖があるから(原因はほかにもあるかもしれないけど、現時点の一番大きな原因はこれ)手首を前に押し出すのではなく、肘を中に入れるようにしなければいけないのだけど、音程、弓使いに注意の大半を取られ、この点はいつもおざなりになってしまう。コツコツと悪癖矯正を図っていかないといけない。