チェロの先生が行き当たりばったりで決めたアンサンブルのクリスマスリサイタルに参加してきた。チェロの先生は、チェロのほかにもバイオリンとビオラを教えているとのことで、アンサンブルにはチェロのほかにバイオリンとビオラも加わった。弾く曲は全てクリスマスキャロルなので、先生は歌もつけようと言い出し、その歌手の一人に私も加わることになった。
ソロで歌うところもあるので、ビデオを撮ってくれる人が必要と、ビデオグラファーとして、旦那を借り出した。リハーサル時の映像を見て「こんな酷い演奏は聞いていられない」と渋がる彼に、イチゴクレープと大好きなミルクセーキ付きの朝食を驕り、ご機嫌取りをして会場となる先生のお宅まで連れていく。
さて、問題の演奏だけど、、、
もちろん酷い。音を外すのはもちろんのこと(私も外したのであまり人のことは言えないが)拍を数えられないので、それぞれが自分が練習してきたテンポで周りのことなどお構いなしに弾き進める。私はハモリパートだったので、頑張ってメロディーに合わせようとするけれど、他の音が邪魔をしてきて、メロディーが聞こえなくなってしまい、その間は自分で拍を数えながら弾き進み、メロディーが聞こえた所で合流したりした。
旦那曰く、幼稚園の発表会のようで、自分の子供だけ見てたら耐えられるけど、自分の子供が出てないのなら聞いているのは無理、大人がいるのに何でこんなにへなちょこの演奏になるのがわからにという。(大人の生徒だって、楽譜が読めない状態で、なんちゃって演奏をしているのだから仕方ない。)先生の意図としては、野外(先生の家の前)でやって、近所の人にも聞いてほしいということだったけど、これでは近所迷惑だという旦那の意見にも大いに賛同できる。
演奏が酷い上に、歌が入るともっと酷くなる。歌を歌う人は音が外れても全く気にするそぶりもなさそうだったとのこと。また、自分の好きなペースで歌うので、リタルダンドが入ったり、フェルマータが入ったりするのに、演奏のほうは一定のテンポ(それも皆バラバラ)で弾くので、演奏と歌が、よく皆気持ち悪くないのでは思う程ずれてくる。それでも、誰もめげずに各々の歌と演奏を続ける。
私がソロで歌唱を受け持ったきよしこの夜では、演奏のどこにメロディーが出てくるのか、テンポがどうなっているのかがわからず、あたふた。旦那に曰せると、私の歌唱は高音の歌唱箇所で「頑張っています」感が満載だそうで、確かに、言われてみれば、自分でも、高音の音が響いているという感覚はなかった。(久々に歌ったし、、と言い訳をする。)
リサイタル前の一週間で一所懸命練習した、フランス語で歌う Un Falmbeau, Janette Isabelle(松明をもってきて、ジャネット、イザベル。)自主練習では一番しか練習していなかったのに、リサイタルの前日に回ってきた歌詞カードでは三番まであり、二番と三番はリサイタル前の一時間ほど練習できたのみだった。それも、私が歌に加わることはリハーサルの最後に決まり、リハーサルなしのぶっつけ本番だった。
このリサイタル後、まだレッスンに行っていないのだけど、感想をきかれたらどうしようかと悩んでいる。前回のレッスンではリサイタルのリハーサルに何度か参加した後だったので、アンサンブルの感想を聞かれた。というか「素敵でしょ」みたいなことを言われて同意を求められた。まさか、そこで「皆さん下手ですね」と言えるわけもなく、苦笑いでやり過ごした。でも、今回は来年からはアンサンブルレッスンには加わりませんと伝えなきゃいけないし、どうしたものだろう。
