今年の初めから、中学生のAちゃんがピアノのレッスンに通ってきている。レッスンを始めたときには、ピアノを弾きたいと思って、Y〇uTu〇eの解説ビデオ(鍵盤が映りだされて、どの鍵盤を、どの順番で弾くかを解説したあるもの)などを見ながら、鍵盤上で指を動かしたりしていたようで、ピアノのレッスンでの目標は楽譜が読めるようになることだった。
ピアノのビデオで勉強しているということは、興味はクラシックより、ポップスだと私は思ったので、レッスンの進め方は、クラシックで楽譜の読み方、楽譜に従ってピアノを弾くための基礎を学習しながら、簡単なポップス曲を弾いて、ゆくゆくはコードの勉強をしていこうと思っている。
こういう経緯でピアノのレッスンを取り始めた子は、家ではキーボード(電子ピアノでもない)を弾いていることが多くて、Aちゃんも家ではキーボードを弾いていると言っていた。88の鍵盤があるものではなくて、低い音や高い音が出てくると鍵盤が足りなくなっていた。キーボードなので、もちろんペダルもついていない。
先日、バーナム教本をやっているときに、ペダルを使うエチュードがあった。「家のキーボードにはペダルがなかったから、ペダルはやらなくてよいけど、指の運動だと思ってね」というと、電子ピアノを買ってもらったのだと、とても嬉しそうな顔で報告してくれた。
Aちゃんが嬉しいそうなので、私も嬉しくなったけど、それ以上に、親御さんにピアノレッスンを認めてもらえたのだと嬉しくなった。
Aちゃんは宿題の練習にとてもムラがある。よく練習してきて、すぐに合格できるものと、殆ど練習してきていない時がある。レッスン中もあまり熱心さが伝わって来ないので「ピアノはあまり好きではないのかもしない」とか「レッスンには惰性できてるのかな」と考えたりしていたけど、親御さんが電子ピアノを買ってくれたということは、親御さんは家でもちゃんと練習していて、レッスンも役に立ち、上達していると認めてくれたことだと思う。
こういうことがあると、ピアノ教師をやっていてよかたなぁと思う。