世界中で同じなのかはわからないけど、秋から始まる観劇のシーズンが始まった。ブロードウェイミュージカルのヒット作がアメリカツアーをする際には、我々の住む町にも立ち寄る。シーズン中に毎月一つくらいの頻度で違うミュージカルが来て、シーズンチケットも販売している。シーズンチケットを購入すると、劇場から直接チケットが買えて、手数料や仲介料などがかからないので、人気作品でプレミアがついてしまうチケットを一つ買うお値段でシーズンチケットが購入できてしまうので、私も昨シーズンからシーズンチケットを購入し始めた。

 

11月の出し物はマンマミーア(Mama Mia)だった。私は、マンマミーアは一度見たことがあって、ABBAというグループのことはミュージカルを見に行くという段階になるまで知らなかったくらいで、ABBAのファンだったという観客が殆どで、曲を聞いて(歌って)盛り上がっている中で、何となく白けてしまって、面白くないと思ったので、今回は少々乗り気がしなかった。シーズンチケットでは予定などがあって、観劇に行けない時は、他の出し物(シーズンチケットのパッケージに入っていない、余興出し物)に取り換えることができる。マンマミーアはあまり見たくないから、余興出し物(見たことがない作品)に変えようと思っていたくらいなのだけど、10月の旅行のため、10月の出し物(これも、見たことがあったレミゼラブル)を交換しないといけなかったので、マンマミーアは見に行くことにした。

 

駐車場に車を入れるのに、すごい行列で、駐車場に車を止めたのが開演五分前。そこから、小走りで劇場にギリギリセーフで到着、開演のベルが鳴る中着席した。

 

 

前回に、面白くなかったという記憶があったので、あまり期待していなかったのだけど、改めて見返してみると結構面白かった。それよりも、今回の公演では役者さんたちの声が良かった。私は、ちょっと低めの声フェチのところがあって、歌の音程と私の好みの音域があっていたのかもしれない。70年代80年代の洋楽を聞いて育った家の旦那(毎回、特に行きたくないけど、付き合っている感丸出し)は、ミュージカルで登場(?)した曲をほぼ全て知っていて、それを聞いただけで楽しかったと言っていた。

 

本編のお話が終わり、カーテンコールでの挨拶の後は、ABBAのヒット曲のいくつかを役者さんたちが歌うカーテンコールに。そういえば、何か月か前に見に行った Tinna(ティナターナーの自伝的ミュージカル)でもそういう運びだった。

 

カーテンコールは写真、動画撮影可なので、少々動画を撮ってきた。