脊椎のあたりで神経圧迫が起き、着替えや洗顔さえ、ままならなくなってしまったのが一月の中旬で、経口薬も首に直接、薬を注入する処置も、あまり効き目はなかったのだけど、自分の治癒能力も併せて、2月中旬位にはやっと、ピアノをぽろぽろとなら弾けるようになった。それでも、一度に何曲も弾いたり、4~5分弾いただけで腕が疲れてしまったりしてたけれど、最近は腕を使える時間も長くなってきた。

 

そこで、本格的なピアノの練習に取り掛かれるかなぁと、怪我の前に取り組んでいたバッハのフランス組曲とチェルニーの練習曲をさらりと弾いてみた。怪我の前、フランス組曲は一番のクーラントがだいたい弾けるようになり、仕上げに向けてテンポアップをしていた。チェルニーの練習曲ももちろんテンポの早い曲で、メトロノームをつけて、ガンガン練習していたけど、この二か月の休止で譜読み状態に戻ってしまった。

 

それは、予想通りだったけれど、メトロノームでテンポアップ練習の再開前に指の動きになれないとと頑張って、曲をさらったら、今度は左腕がだるくなり、首のあたりから方、上方向と下方向にしびれが出てきてしまった。やっぱり、クラシックで本格的に練習するのはまだ早かったようで、まだまだパラパラと弾くしかできなさそうなので、今回は懐かしの歌謡曲「オリビアを聴きながら」を弾いた。

 

 

歌謡曲にはとても疎い私は、自分で演奏する歌謡曲のほとんどはピアノ譜になったものを弾くようになってから知ったものも多い。これも、そういった曲の一つ。