私の入っている音楽教師協会は入会資格の基本は音楽で学士号(4年大学卒)を持っていること。音大だけではなく、普通の大学の音楽科卒業でもOK。然しそれ以外でも、同等とみなされる教育を受けた人は入会資格がもらえ、音楽教師として認定してもらえる。大学、大学院の専攻は音楽ではなかった私は後者のやり方で認定を受けた。
私の場合は大学と大学院で取った単位の中で「教養課程」に当たる単位を認めてもらった。フランス語の学位(アメリカの大学でフランス語を学んだのは何故?)を持っている私は、結構のフランス語、フランス文学、歴史で単位を持っているので、それを「音楽科専攻の生徒が取るような単位」として認めてもらった。実は私は学位を二つ持っていて、もう一つは家政科から派生した分野で、私が一緒に授業を受けたのは幼稚園の先生を目指している人が多かったので、児童教育とか、心理学、人類学関係の単位も結構取った。それらも「音楽教育専攻の生徒が取るような単位」として認めてくれた。大学院では教育や音楽から離れた分野だから、科目として認めてもらったものはなかったけど、修士以上の学位を持っている人は加点がもらえるとのことだった。
そして、コアになる「音楽科」特有の学科というのは大学で単発で単位を取ってきても良いし、協会が行っている試験を受けても良いとのことだったので、「音楽教育」「音楽史」などは、大学で使われる教科書を使い自習し試験に合格した。独学では無理だろうと思った「楽典」では結局丸々二年分のカリキュラムを大学て取り直した。
そして、実技は大学で楽器パフォーマンスの単位を取るか、高校卒業後に個人レッスンを受けた先生から証明書をもらっても良いということだった。協会の資格は楽器ごとに分かれていて、ある一つの楽器で大学のパフォーマンスのクラスを4年取り続るのと同等レベルないといけないとのことで、私の場合は個人レッスンを二年、大学のピアノクラスを二年取った。(本当は二年以上個人レッスンは取っていたのだけど、やめてしまった先生に連絡が取れなくなっていて、「やり直し」になってしまった。)
さて、これでピアノ講師としての認定は受けたけど、今バイオリンレッスンを再開して、このままいけばバイオリンでも認定が取れるのではと思いついた。複数の楽器で認定を取ることも出来るようで、その認定資格をチェックしたら、なんと二年間個人レッスンを受ければ追加の楽器で認定を受けることが出来るという。
実は私は以前に合計一年半位個人レッスンを受けていて、協会の指示に従うとあと半年で認定が取れることになる。(前の先生たちとは連絡が取れないので、現実的には無理だけど。)あと半年のレッスンで「教えられる」レベルに達するとは思えない。今から二年ちゃんとレッスンを受けても「教えられる」自身はない。
協会の方では、2年の個人レッスンの他にも2年パフォーマンスのクラスを大学で取ればよいという。それはピアノでいうとブルグミュラーに達した程度。初級の終わりから中級に入るくらいだと私は思う。私のバイオリンの先生(音大卒でバイオリンの教師認定者)がピアノを初めて、ブルグミュラー程度まで行ったからってピアノが教えられるようになるとは思わない。
何とも、恐ろしい緩い資格に驚いてしまった。