我が家のスタインウェイ君を買ったのは、5年と少々前で、実はその当時から不具合があった。ある一つのド#の鍵盤を弾くとカタ(カチ)と雑音がする。そして、ここ何か月かでそのカタカタ音が他の鍵盤にも飛び火した。
そしてある日、ペダルを踏んでいないのにダンバーが上がったままでべダルを踏んでいるかのように響いてしまう鍵盤まで出てきた。(ペダルを踏んで離すと治る。)こちらの症状は「最近なんだか湿気が高くて過ごし辛いなぁ」と思った時に始まり、湿度が低くなったかなと体感するような気候になったら症状が出る頻度が減ってきたので、もしかしたら、湿度のせいかもしれないと思っていた。
前に調律師さんに来てもらった時に、鍵盤がちょっと重めでレギュレーションをすれば軽くなるのではと言われたので、やってみようかなと言うと、今度はなぜかやらない方が良いみたいな雰囲気になった。セカンドオピニオンももらうつもりで、今回は別の調律師さんに来てもらった。
レギュレーションの事、そしてカタカタ音とダンパーの不具合を伝えて、原因追及の為にピアノを開けることに。友人の推薦の調律師さん(前に来た調律師さんはネットで見つけた)なのだけど、ピアノの扱いが雑(ガンガンとおしたり、引っ張ったりする)で壊してしまうのではとハラハラした。色々な所が突っかかるのは湿気で木が膨張してるからだとかいう。多分膨張しているところもあるかと思うけど、もう少し丁寧に扱えばそんなに突っかからないのではと思ったけど黙っていた。そして、外したパートをカワイの鍵盤の蓋の上に斜めに置いたりもして、それがずり落ちて割れてしまわないかと、こちらもハラハラ。
やっとのことで蓋が外れると、さかさまにパーツが付いているという。
鍵盤の上に横たわるこの棒のパーツで(この写真はネットで見つけて、私のピアノの物ではない)家のピアノの棒は上側に赤いフェルトが付いていた。フェルトは下向きについていないといけなくて、鍵盤がカタカタ言うのも木と木がぶつかるからではないかと言う。そこを直すと、幾つかの鍵盤はカタカタ言わなくなった。適当に鍵盤を押して「ほら大丈夫でしょ」というので、一つ一つチェックすると一つの鍵盤は直っていない。
どちらにしろ木が膨張しているので、取り敢えず除湿機を付けるのが最初ではないかと言う。勿論ダンバーの不具合も湿度のせいという。まあ、私も湿度はどうにかした方が良いかなと思っていたので、除湿器を使って様子を見ることになった。
今回の調律師さんも、鍵盤はちょっと重めだというけど、レギュレーションは現時点ではお勧めしないという。ハンマーのフェルトの先が平らになってきており、近いうちに交換しないといけないのではという。確かに素人目にも平らになってきているのが見える。そして、その交換時にはアクションを手入れし直すので、その時にレギュレーションも一緒にやったら良いという。
二人の調律師さんの反対を押し切ってまでレギュレーションをやろうとは思わないので、鍵盤の重さにも慣れてしまったし、繊細な動きを感知できるほどの腕前もないから、今回の修理はここまでにした。
大したことをしてないので「お代はいらない、、あ、でもガソリン代で$10(1500円弱)頂戴」とのことだった。手持ちに$20札しかなかったので、それをそのまま支払った。多分次の調律とかハンマーの事とかで修理を頼んでもらえると思っているのだろうけど、最初に来てもらった(ネットで見つけた)調律師さんの方が仕事が丁寧でよかったので、そちらの方に戻ろうと思っている。
