~つくしサイド~
司と結婚してはや18年が経とうとしていた。
今では私も弁護士として忙しい日々を送っている。
16年前二人の思い出の地の無人島でお中に子供がいることを告白し、そして生まれたのが私達の息子隼だった。
今彼は高校生。反抗期真っ只中だ。
進に反抗期らしい反抗期がなかったために最初はアタフタしていたが、高校生の頃の司に比べたらまだ可愛いもので特に気にしていなかった。
ある日の休日。
久しぶりに夫婦でそろって休みになった。
今でも司は嫉妬深くて困るけど、それでも大好きで・・・
そんないい雰囲気の中いきなり私の携帯がなった。
RRRRRRR~
画面に表示されたのは、司の敏腕秘書、西田さんの名前だった。
「だれだ?」
「西田さん。」
「じゃぁいい、出るな。」
「そういうわけにも行かないでしょう・・・」
電話に出た私にいつもは声のトーンがまったく変わらない西田さんの声が低くかんじた。
「奥様。もうしわけありません。今大丈夫でしょうか?」
「はい。」
「最近坊ちゃんの学園のことで少しばかりお耳に入れたいことが・・・」
「何ですか??」
「実は最近坊ちゃん達がその・・・昔の司様達のように・・・」
いつもなら用件を無駄なくてきぱきという西田さんが、少しためらいながら私に話した。
「もしかして、赤札ですか??」
「はい。」
「そうですか、報告ありがとうございます。」
「では、ひつれいします。」
気にするべきだった反抗期。
ってか赤札なんて誰から聞いたの??
「つくし赤札がどうかしたのか?」
「・・・みんなを呼んで。」
「???」
「早くF4全員ココに呼んで!!!!」
「あ、あぁ。」
私の怒りはだんだんと抑えられないものになっていた。
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~司サイド~
西田からの電話の最中赤札という懐かしい言葉が聞こえた。
その昔、オレが牧野と出会う以前、遊び半分でやっていたゲーム。
そのゲームで三条がターゲットにったときにこいつに殴られたんだ・・・
あん時はほんとにびっくりした。
でも、そこからこいつを気にし始めたんだよな・・・
「赤札がどうかしたのか?」
「・・・みんなを呼んで。」
「???」
「早くF4全員ココに呼んで!!!!」
久しぶりの牧野の激怒に驚いた俺は、少し戸惑いを見せたが早くしないともっとキレる。というのを本能で感じ取りすぐさまあいつら全員に電話をした。
RRRRRRR~
「おっ総二お前今どこだ?」
「家だけど・・・」
「ならすぐ来れるな。つくしが大変なんだ今すぐ来てくれ!!」
「あぁすぐ行く。」
ほかのやつらにも同じ様な電話をかけた。
あいつらは昔からつくしが大変なんだと言うとすぐさま飛んできた。
俺達にとってつくしがどれだけ大きな存在かってことがよくわかる。
あいつらは昔から「F3の仕事は牧野を助けることだから。」なんてこと言ってたっけ・・・
そんなことを思ってるうちに早速あいつらがそろってうちに来た。
オレはというといつもなら勝手に入って来るあいつらを部屋で待ってるわけだが、今日はつくしが怒りすぎてどうも部屋に入れる状況じゃなかった。
だから珍しく玄関であいつらを迎えた。
「おい司、牧野に何があった。」
「また牧野になんかへんなことして怒られただけじゃないよね?いつも寝てる俺だって流石に毎回毎回夫婦喧嘩を止めに入る暇なんてないんだけど。」
「あぁオレなんて明日から香港だよ・・・」
総二朗、類、あきらが口々に文句を言い出す。
「おい!類!そんなこといったらオレらが毎回けんかしてお前らを呼び出してるみてぇじゃねえか!!!」
「現にいっつもそうでしょ。」
「ってか今回はまじでやべぇんだよ。つくしが切れてる理由はよくわかんねぇけど、とにかく尋常じゃねぇんだよ!!・・・そういやぁ赤札がどうのこうの言ってたな。」
「「「赤札?」」」
「あぁ、とりあえずつくしを落ち着かせるのが第一だわかったな。」
「「「あぁ・・・」」」
そして恐る恐るドアを開けた。
「皆そろったわね・・・で、一体誰!?あの子達に赤札の話をしたの。」
「「「「・・・?」」」」
「とぼけないでよ!誰かがあの子達の赤札の話をしたから、あいつらが面白がって同じことしてるんでしょうがぁ!!!」
「「・・・!」」
「その様子だと、西門さん美作さん。あんた達でしょう!!」
メッチャキレてる。
あいつらが赤札をやってる?それでもつくしはこんなに怒ってたのか・・・。
にしても、天下のF4が情けねぇ・・・日本のTOPをこんなにこてんぱんに怒れるなんて、世界中探してもつくししかいねぇな。
そうして俺達はつくしに言われるがまま車に乗せられ栄徳に向かっていた。
車の中でもまだ起こってるつくしに、類が声をかける。
「牧野そんなに起こってると皺増えちゃうよ!」
やめてくれ類。これ以上つくしを怒らせないでくれ・・・っとここにいる全員が思っただろう。
「でも、怒ってる牧野も可愛いね!」
って類!!お前結婚して子供までいるのにまだつくしのこと・・・ふざけんじゃねぇ!!!
「おい類!つくしに近づくな!んで何でお前も赤くなってんだよ!」
「べ、別に赤くなんてなってないし。」
なんていつもどおりの会話をしていたら「ついたぞ」という声とともにドアが開いた。
懐かしい校舎。
食堂に向かうまで人っ子一人いねぇ。
天下のF4が女に引き連れられ歩いていく。
ドアを開けたとたん目の前に広がったのは自分の息子が殴られる瞬間だった。
かつかつと近づいていくつくし。背中からは怒りのオーラがにじみ出ている。
「つくしあんま怒るなよ・・・」
「うるさい!!司は黙ってて!だいたい元をたどれば西門さん、美作さんがこの子達にへんな事を教えたたのが悪いんでしょうがぁ」
・・・オレにまでとばっちりだ。
牧野がゲームの対象者であろう男子生徒の手を取り立ち上がらせて頭を下げた。
隼・・・お前のお陰で久しぶりの二人の休日は奪われ、挙句の果てにはお供の手を握らせ頭を下げさせやがった。
流石にオレも我慢ならねぇぞ。
そんな表情に気づいたのか流石にヤバイと思ったらしい、俺達のあとを素直についてきた。
そのあと屋敷では優、総太、ゆうと、隼まとめて全員こっぴどく怒られた。
なんかさぁあの子牧野みたいじゃなかった?」
いつの唐突の類が話し始めた。
「「あの子って?」」
「ほらあの子だよ、隼を殴った・・・」
「「「あぁ~」」」
「確かにあのときの牧野とおんなじ様な子と言ってたな」
「ちょっと西門さん!!」
「あれか!『自分で稼いだこともないガキがちょおしこいてんじゃねぇよ!』ってヤツだよな懐かしいぃ~」
「ちょっと美作さんまで・・・」
「あと時の牧野すごいかっこよかったもんねぇ・・・」
「「ってか、女が司を殴るところはじめてみたもんなぁ~」」
「あの時は正直子の女頭おかしいって思った。」
「頭がおかしいのはどっちよ!!遊び感覚でいじめなんてして!ホント最低。」
「おいおいそれ本気でいってんのかよ!まぁたしかにあん時は俺達もまだ子供だったって言うか・・・
あれだ!腋毛のいたりってヤツだ!」
「それを言うなら若気の至りでしょ!!!どこが成長したんだか・・・」
いつものつくしに戻った・・・。今回ばかりは類二感謝だな。
そんな話をしているうちに、張本人たちは部屋を抜け出していた。
司のつくし呼び、つくしの司呼びキュんキュんしますねぇ~![]()
さぁ明日からは三連休!!!
どんどん更新していく予定です。
そう、あくまで予定・・・