ガイナックスが、5/29に東京地裁に会社破産の申立を受理されたと発表しました。
かつては『エヴァンゲリオン』で一世を風靡したガイナックスですが、独立して新会社「カラー」を設立した庵野秀明氏にその『エヴァ』の権利を持って行かれてからは、鳴かず飛ばずの日々が続いていました。
その『エヴァ』時代のバブルの夢から醒めていない経営陣が多額の負債を作ってしまった事や、ガイナックスの社名を冠した関連会社を多数設立した事により、大量の退職者が発生してアニメの制作機能を喪失し、更には2019年に就任した代表取締役が未成年者への性加害で逮捕される等、完全に運営能力を喪失するに至り、翌年には経営陣を刷新して立て直しを図ったものの、業務の継続は困難となったとの判断から、今回の破産申立を行なうに至ったとの事です。
『オネアミスの翼』や『ふしぎの海のナディア』、『トップをねらえ!』等、『エヴァ』以外にも様々な傑作アニメを世に送り出したガイナックスでしたが、このような末路を迎える事になろうとは…。