「絶望を超えて わたしたちは強くなる」。 | 有栖川まおの愛が止まらないR

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「有栖川まお」のガンダムで倉木麻衣な日々の出来事を綴ったブログです。

 第22話にて、命の恩人であり尊敬するスカイランドの「青の護衛隊」のシャララ隊長が、アンダーグ帝国バッタモンダーに捕まってランボーグにさせられ、そのランボーグを倒せば中のシャララ隊長の生命も危ないぞとバッタモンダーから聞かされて、絶望のあまりに心が折れてしまったキュアスカイ=ソラ

 第23話で、「ヒーローになれなかった」と書き残して、キュアプリズム=ましろの家である虹ヶ丘家を去ってスカイランドの実家に帰るのですが(まるでかつてのオレみたいだなぁ)、実家の家族は、そんなソラを暖かく迎えてくれるのでした。そして、ソラの実家までやって来たましろの祖母のヨヨ婆さんは、ましろからの手紙をソラに手渡すのでした。その内容は、ヘタな叱咤激励などでは無く、「今はゆっくり休んで」との、ましろらしい優しい言葉で綴られていました。その文面に、思わず号泣するソラ。しかし、その時、シャララ隊長のランボーグ=シャララボーグが街で暴れていたのです。

 再びプリキュアとして戦う事を決意したソラの前に、一度は彼女の「ヒーローになる」という夢と共に消えてしまった筈のミラージュペンが、再び現れるのでした。そして、プリズムウィングバタフライの3人掛かりでも倒せないシャララボーグの前に現れたのは、復活したキュアスカイ勇姿でした。

 もう、この登場シーン(↑)がカッコ良すぎて、さすがは半世紀以上にわたってアニメ・特撮において幾多のヒーローを生み出してきた東映だなぁと、今更ながらに思い知らされましたよ。

 この時、ウィングとバタフライが「スカイ!」とプリキュアネーム(?)で呼ぶのに対して、プリズムは「ソラちゃん!」と本名で呼ぶのでした。そして、そのプリズムとの合体技「プリキュア・アップドラフト・シャイニング」でシャララボーグの浄化とシャララ隊長の救出に成功したスカイ。「そんな馬鹿な…!!」と鼻水を垂らしながら狼狽えるバッタモンダーに対して、プリズムは「動かないで!」と、第15話でバッタモンダーがスカイランドに攻め入ってエルちゃんを攫おうとした時にスカイが叫んだのと同様の一喝を行ない、怯えたバッタモンダーは「バッタモンモン…」と唱えながら姿を眩ますのでした。

 

 今回のキュアスカイの復活劇は、「東映の本気だ」とネット上でも話題になっています。さすがに、ここ数年プリキュアシリーズの人気が下降気味だったという事もあって、ようやく本腰を入れるようになったのがこの『ひろプリ』というワケなのでしょうか。それにしては、敵組織のアンダーグ帝国の全貌がいまだに明らかになっていないというのが解せませんが…。

 そして、このバッタモンダーの外道っぷりから、前の敵幹部だったカバトンの人気が相対的に急上昇しているという現象も起きています。第12話で、失敗続きアンダーグ帝国の女王(?)に粛清されそうになったところをスカイに助けてもらったカバトンですが、終盤で再登場して、そのスカイを助けるべく犠牲になりそうな予感が…。「キュ…、キュアスカイ…、か…、借りは、返したのねん…」。