『ゲッターロボ』、50周年。 | 有栖川まおの愛が止まらないR

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「有栖川まお」のガンダムで倉木麻衣な日々の出来事を綴ったブログです。

 「合体・変形ロボット作品」の元祖たる『ゲッターロボ』の放映が開始されてから、本日で丁度半世紀(!!)となります。オレもジジイとなるワケだ…。

 このゲッターロボの発想は、マジンガーZと同様に、やはり永井 豪先生が車に乗っていた時に玉突き事故に遭い、それがヒントとなって「3つのマシンが合体してロボットになる」事を思い付いたと言われています。そして、そのデザインモチーフにはサッカーが用いられ(主人公の流 竜馬もサッカー部員でしたしね)、それでネーミングが「(ポイント)ゲッター」、六角形を組み合わせたゲッター1の頭部デザインはサッカーボールから、そして敵が帝王「ゴール」率いる恐竜帝国となったのだとか。Jリーグ発足の19年も前の話でした。

 そして、第1話で所謂「プロトゲッター」が登場したというのも斬新でした。この設定は後のプロトタイプガンダムに、カラーリングはG-3ガンダムに継承されたのでしょうか? 

 

 その翌年には、新たなる敵の百鬼帝国に対抗する為に10倍(!!)にパワーアップした『ゲッターロボG』が放送され、こちらもヒットしました。これは、後年のザブングルにおける「主人公機乗り換え」の先駆けとも言うべき物でした。

 

 …しかし、この両者とも、現在で言うモーフィングによる変形はさすがに玩具では再現は不可能で、後年、複雑なギミックにより立体において完全変形・合体を可能とした初代ゲッターロボのGKがスタジオ ハーフ アイから出ましたが…、

ここまで無理をしないと変形・合体の再現は出来ないんだなぁ、というのが正直な感想でした。特に、ゲッター1のプロポーションを最優先させた為か、ゲッター2ゲッター3のプロポーションには結構無理がありました…

 

 後年、実際の玩具においても変形・合体を可能としたデザインの『ゲッターロボ號』が制作されましたが、

その方法は、主に背部に余剰パーツを回しての変形・合体だった為に作画が面倒な物となってしまい、後述のコミック版では、そうしたパーツはオミットされて作画されるハメに…。

 この『號』、バンダイから完全変形・合体を可能としたキットが発売されていましたが、再販が掛かってない事もあって、今やとんでもないプレ値に…(汗)。

…えっ? 「ゲッタロボット號」!?(笑)。

 

 永井先生が多忙だった事もあってか、コミック版の方はアシスタントだった石川 賢先生が手掛ける事になりましたが、アニメ版とはまた違った独特の雰囲気で人気を博し、

後に『號』のコミカライズを経て、

真ゲッターロボ』や、

ゲッターロボアーク』と、

その「ゲッターロボサーガ」は、独自の展開を見せました。

 終いには、太陽系サイズ(!!!)ゲッターエンペラーなんて登場するまでに至りましたが、

2006年、石川先生の逝去により、その「ゲッターロボサーガ」は未完に終わってしまいました…

 

 それにしても、ヒロインの早乙女ミチルのパイロットスーツ…ハレンチだなぁ。何であんなトコボタン(?)を設けたんだか(笑)。「へへ…オレボインちゃんが大好きでな(b~y神 隼人)」。