ロシアによるウクライナ侵攻から7ヶ月が経ちましたが…。 | 有栖川まおの愛が止まらないR

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「有栖川まお」のガンダムで倉木麻衣な日々の出来事を綴ったブログです。

  ここに来て、ロシア軍弱体ぶりが目立ってきました。

 何しろ、部分的ですが予備役の動員にまで踏み切ったのですから。ここまで来たら、もう「特別軍事作戦」でも何でも無いだろ。これを受けて、「徴兵されてはたまらない」とばかりにロシア国民の国外への脱出が相次いでいて(「脱北者」ならぬ「脱露者」ですな)、航空券の高騰が続いています。さらに、国内では反戦デモが相次ぎ、逮捕された者は片っ端から軍隊に送られているとか。そんな、士気が最初から無い者を前線に送ったところで、無駄に戦死者を増やすだけでしょう。只でさえ、前線では逃亡兵が相次いでるってえのに…。

 そして、占領地域のロシアへの編入を問う住民投票強行しましたが、当然の事ながら、その投票結果は、西側諸国からは認められていません。かつての東ドイツや現在の北朝鮮の選挙は、反対を投票した者が誰だか分かるようになっていて、その者は身柄を拘束されてしまうので、みんな賛成票を投じるしかないという「形だけの選挙」でしたが、この21世紀にそんな手法が通用すると思っているのでしょうか。

 一方、ハルキウ州の大部分からロシア軍が撤退した後、ロシア軍の最新鋭戦車T-90M放置されているのが見つかりました。「放置しよう、いまだ!」。…よっぽど厭戦気分が広がっているんでしょうね。これに対してウクライナ国防省は、「持ち主の方はウクライナ軍までご連絡を。身元確認のサインは、白旗でお願いします」との皮肉を込めたツイートを行ないました…舐めプもいいトコだな。

 今やプーチンは、インドのモディ首相からも「今は戦争の時代では無い」と面と向かって言われ、西側諸国との関係を維持したい中共からも距離を置かれている始末です。そのプーチン、核兵器の使用を示唆して、「これは脅しではない」などと言ってたりして、まるでTV版『ガンダム』第25話「オデッサの激戦」のマ・クベですよ。もしホントに核を使用したとしても、そんな放射線まみれの土地なんか、誰も入植したがらないでしょうに。只でさえ、世界中から総スカンを喰らうばかりか、現在の国連常任理事国の地位も危ういってえのに。ったく、何でこんなならず者国家がいまだに常任理事国なんだよ…。国連の根本的な改革が望まれるところです。

 その国連総会において、ゼレンスキー大統領はビデオメッセージで「ウクライナも欧州も世界も平和を求めているが、戦争を欲する人物がただ1人いる」と演説してプーチンを非難し、ロシアの安保理拒否権を剥奪するように求めました。このビデオ演説に反対したのは、ロシアを含め、同じならず者国家の北朝鮮等の7か国だけでした…。そして、肥料の多くをロシアに依存しているブラジルボルソナロ大統領もロシアを擁護していますが、その姿勢をゼレンスキー大統領に責められ、コロナ対策のまずさもあって、来月投票予定の大統領選では劣勢が伝えられています…。

 そしてイジューム近郊の森では、ブチャの時と同様に、拷問を受けて殺された、445人もの遺体が見つかりました…ロスケめ! なんて事を、畜生め! 例によって関与を否定しているロシア側ですが、このSNSが発達した情報化時代に、第二次大戦の時と同様の隠し立てが出来るとでも思っているのでしょうか。