♪星が~、降りしきるムネヲハウスで~…。 | 有栖川まおの愛が止まらないR

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「有栖川まお」のガンダムで倉木麻衣な日々の出来事を綴ったブログです。

 ロシアのウクライナ侵攻に対して、日本国内でも批判が相次いでいる中、日本維新の会関係者による逆張り発言が問題となっています。

 まず、元代表の橋下徹氏による「何故さっさと降伏しないのか」発言。これは、かつて日本がアメリカとの戦争の結果、降伏した後も「国体を護持された」事を反映しての発言なのでしょうが、もし、これがソ連との全面戦争だったら、降伏後は「国体護持」どころか、占領された後は一切の主権を認めてもらえず、ソ連国内の一共和国と化してしまっていた事でしょう。かつてのウクライナはそうだったんですよ。おまけに、そのソ連が引き起こしたホロドモールによって、大勢の餓死者を出す羽目になったのです。そんな悲惨な目に遭わされてきたから、ソ連崩壊後、ウクライナは、ロシアに再び吸収されるのを拒んできたのです。そして、今回の戦争によって、ウクライナの反ロシアの姿勢は一層強まった事でしょう。彼らにしてみれば、ロシアへの降伏は即ち「」を意味する事なのです。そうそう簡単に降伏できるワケが無いでしょう…。

 そして、現職の参院議員である鈴木宗男氏の、プーチン大統領を「プーチンさん」と呼んで擁護して、その一方でゼレンスキー大統領を呼び捨てしながら批判する姿勢。このムネヲは、かつて自民党に所属していた時に、国後島に「ムネオハウス」を建設した際の数々の利権疑惑によって収監された身でしたが、まるで反省していない…。本人にしてみれば、ロシアに恩を売って、いずれ北方領土を返還してもらおうと、良かれと思ってやってきた事なんでしょうが、結局の所、ロシアからは金を吸い取られるだけ吸い取られて、北方領土交渉はこの度の経済制裁を口実に一方的に打ち切られて、その「努力」は水泡に帰してしまいました…。ちなみに、ムネヲの「」は、宮城県出身の父親によって、伊達政宗から名付けられた名前だったそうですが、政宗が怒るぞ…。

 両者とも、批判を受けてからは意見を多少軌道修正していますが、その一方で、自分たちの誤りを決して認めようとはしていない様子です。これでは、せっかく日本維新の会が昨年の衆院選で大勝したというのに、かつてソ連の援助を受けていた事が発覚して党勢が大幅に衰えた社会党の如く、ロシアから援助を受けているのではないか、と疑われてしまうでしょうに…。これが共産党や立憲民主党だったら、「あぁ、あそこならやりかねんな」と納得するのですが。

 

(追記:こうした日本維新の会関係者の親露的な発言を受けてか、駐日ロシア大使のガルージンが松井代表を懐柔しようと書簡を送りましたが、松井代表は「ロシアの一方的なプロパガンダだ」と一蹴しました。しかし、先の二人の発言を「党の見解とは異なる」と認めない限りは、親露的政党と見られても仕方ありませんし、こんな政党に政権を担わせるワケには行かないと、支持が離れてしまうでしょう。)